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改めて、仕事ってなにか。

人生2度目だけど無職を4月から経験して、9月からまたお金を稼ごうかと思いまして。
夏休みをひとまず終了することになりました。

もう何度も書いていることだけど、5か月間の無職生活は、自分にとって必要な時期であり、これが今後の人生の方向性を決める大きなターニングポイントだと言っても、過言ではない。のかもしれない。

そもそも必要だから、そういう経験を避けて通れなかったとも言える。

まあ、それは20代の時の無職も同様。
それをきっかけに、私の人生はまず大きく転換してしまった。
だからまあ、色んなことに気づかせてくれる時期なんだろうと結論付けます。

明日が最後の夏休みだな・・・という時に色々と思う所があったので、記録に残しておこう。

4月から、もういくつもの旅行記を書いてきたけど、とにかくたくさんの場所に赴きました。
元々一人で行動するのが苦手で、1人では絶対にお金をかけてまでどこかへ出かけよう、一人で楽しもうなんて思うタイプでは決してなく。
でも、時間ができてヒマだったこと、ちょうど空いてる時期だろうと思えたこと、いろんなきっかけがあって実現した遠出。

私は頑張った。
1人でも、行きたい場所に行けた。楽しめた。
おかげで、自分の価値観であったり自己評価も色々と更新されて。
振り返った時に、思う。

ここまで来られたのは、私一人の力ではありませんでした。

部屋を貸してくれた親戚の存在。
私が目的地に行けたのも、バスなり電車を動かしてくれた運転手さんがいたから。
外でご飯が食べられたのも、お土産を買えたのも、観光を楽しめたのも。
そこで働く方たちがいてくれたからです。

彼らが働いてくれているからこそ、私はお客さんとして赴くことができたのでした。

では、改めて仕事って何だろう。
いつぞや(「仕事ってなんなのさ」←読んでくれてありがとう)に考えたことを、改めて考えるのです。

お金を得る手段。
友人は上司から、「嫌なことをやる代わりにお金をもらうことが仕事だ」と言われて、納得させられていた。

お金をもらう代わりにやる作業。
だから、仕事は嫌なものであっても仕方がない。文句は言えない。

・・・本当に?

私はとある日、自転車のカギが盗まれて自転車屋さんに助けてもらった。
鍵をぶち壊して、新しいものに変えてくれた。
すごく助かった。
心の底からありがたいと思えたし、だからこそ「助かりました、ありがとう!」と言えた。
これは本心から出た言葉だった。

自転車屋のおっちゃんは、本当にお金のためだけに自転車屋さんを仕方なしにやってるの?
80超えてるよ。
暑い中、ドア全開にして汗水流して働いているよ。

私は、大人と子どもの違いは何だろうって考えたことがあった。
それは、子どもの時に叶えられなかった夢を叶えられることこそが、大人になった証だと思った。

子ども時代、一人では叶えられない望みを自分一人で叶えられた時に、自分はもう大人なんだと実感する。
結構単純でしょ。
大人になって10年、ようやく分かったことよ。

そして、じゃあ仕事って何だろうって考えた時、答えは思いのほか簡単に出た。

誰かの望みを叶えることだ。
そして自立した大人というのは、誰かの望みを叶えつつ、自分の望みも叶えること。

それにお金が絡んでいるかは別問題。
お金を必要としない望みも存在するから。
でも大抵の望みはお金で叶えられるから、やっぱり仕事としてお金を稼ぐってことになるんだと思う。

誰かの望みを叶えた代わりにお金をいただき、今度は自分の望みのために、そのお金を誰かに渡す。
そう考えると、お金が循環するものってのも、大変に分かりやすい。

この5ヵ月の期間、色んな所に行けて沢山の経験をしたけど、それは誰かが私の望みを叶えてくれていたから。
人は一人で生きているわけではない。
そんな当たり前の事に気付かせてくれた失業生活。

だからこそ、当然自分も誰かの望みを叶える側になる、のは当然のことなのかもしれません。
それは、自分が「叶えられていた」側だと自覚できたからだと思う。
こういう機会でもないと、きっと死ぬまで気付かぬままでした。

いや、当たり前のことなんだけどね。
当たり前なんだけど、当たり前すぎて見えないことってあるよね。

そういう時、立ち止まるって大事なことかもな。

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