小学3年の出来事

私は猫以外の動物が大好きだ。猫は怖いしかないので未だにみると固まってしまう。

昔あった実家にはよく燕がきてた。春頃きて夏前に巣だってた。

w@w@mpn$★ビー

みたいな鳴き声をよく姉と真似してた。

小学3年だから1993年だ。
その時にきた燕はきっと今でいう社会不適合燕だったとおもう。

というのは巣が小さいのだ。本当に小さかった。
そこに雛が入る→入りきらない→落ちる

これは必然だった。

私はクワガタの世話を毎朝していたのでいつも庭にいた。クワガタを愛でながらふと玄関をみた瞬間何かが落ちた。雛が巣から落下したのだ。グシャて音がした。
私は落ちた雛を抱いたとき恐ろしいほど柔らかくて心臓の音が聞こえた。本当に雛だった。

必死だった。とにかく助けよう。

母親に雛が落ちた!って叫んで世話と看病をしないと!って言ってたと思う。

そのあたりのことは覚えてないがもらった1000円を握って必死でホームセンターにチャリをこいでむかった。

店員さんになんていったんだろうか。

鳥の餌をくださいとか、いってたのかな。

とにかく助けないとって気持ちが強かった。

家に帰って餌を食べさせた。無理やり食べさせたと思う。

そのあとまもなく雛は死んだ。

人間でいうとビルの屋上から落ちたようなものだ。それは死ぬ。


あの時のことは今でも覚えてる。

だから燕の巣をみて大きな巣だと安心する。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?