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世界でいちばん透き通った物語

 お久しぶりにnoteを書こうと思う。10月は本当に慌ただしく過ぎて気がつけばもう11月になっているし、ダノンベルーガに期待した2022年天皇賞秋からもう1年が過ぎようとしていることに、少しの恐怖すら感じる。

 1週間夏休みをもらって家族旅行に。サウナを満喫し心身ともにリフレッシュすることができた。しかしながら星野リゾートトマムに関しては不満だらけでもう2度といかないことが確定している。食事まで移動距離がかなりあり子ども連れには向いていない印象。同じ建物のなかに1つはレストランを作ってもいいのではないか。また、大浴場までもバスでの移動。移動した割に露天風呂も大したことがないし、がっかりであった。それでお部屋の風呂を溜めたところ排水溝が詰まっており、全部溢れ、ユニットバスは水浸し。トイレするのも脚が濡れっぱなしで悲しい気持ちにすらなった。ただ建物を高くすればいいという発想は中国すら連想したし、実際中国人観光客が凄まじく多かったし。1回行けば十分だろう。ただ夏にアクティビティがたくさんあるようなので夏に行ってみるのは大いにありだろう。

 その後は日常業務をテキトーにこなし飛行機で出張へ。久しぶりに空港を利用し小説を機内で読む。「世界でいちばん透き通った物語」を読んだ。高校生以来読書というものをほとんどしていなかったが、今年に入ってから読書の楽しさに気付いてしまいとりあえず最新作を購入する人間にまで変化してしまった。純愛物語と思ったが予想以上にドロドロしていた話だが自然と泣いてしまった自分が情けなく、また苛立ちすら覚えてしまったのは自分がいろいろ経験してきているからなのかどうなのか。

 ダラダラ書き連ねてもあれなのでここら辺で天皇賞秋の予想でもしよう。◎イクイノックス。南原の金欠の時は1番人気が安定して勝つことが多い。ジャパンカップでリバティアイランドとの対決が決まっているしここは負けられない1戦でしょう。それくらい近年のGⅠは堅いし、菊花賞のレースを観て全く動かない日本人騎手、上位は外国人騎手で独占。やる気を取り戻すには時間がかかるだろう。

 ここからが本題。書いておかなければどうしても自分が落ち着かないので書いておく。3次会で相席居酒屋に訳があっていくことになってしまった。もともと相席居酒屋は外れが多く消極的である。先輩、後輩を引き連れて2番手というかなり難しい立場で仕上がっている女性陣と戦うことになった。
 1人目は芦名星と石原さとみを足して2で割ったような美女、もう1人はよく笑う笑顔が素敵な美女、そして3人目が競輪選手でいうと濱野咲選手のような美人であった。しかしながら全員九州出身。酒の強さには相当自信があるようであった。

 手探りでテキトーなお話を進めダーツをすることに。6人なので2人ペアでということになり。濱野咲選手似の美女とペアに。いろいろありリエノテソーロと呼ぶことにする。ここで違和感があり、みんな右手を机に出しており不自然に左手を隠すのが見受けられた。後輩のチー牛が「なんで指輪してるんですか?」といきなりのぶっこみ、会話でのリズムも作れないチー牛君は後から聞くと私よりも6個年上だったらしい。「ボケ」「帰れ」とか言って本当に申し訳ない。

 結局全員既婚者であった、私も含めて。6人全員既婚者で飲んでなにが楽しいねんと思っていたがみんな隠し事がなく吹っ切れたのかそこからはカラオケしてバカ騒ぎ。テキーラショットも5杯くらい飲まされた。でもずっとリエノテソーロが離れないので先輩を置き去りにして一緒に帰って朝まで過ごしたという話。

 自分の人生において2度と会えないかもしれない人と朝まで過ごしたことはない。連絡先の交換もせず名前もリエノテソーロしか知らず。朝の「おはよう」があんなに「さよなら」に近かった日があっただろうか。とか訳の分からないことを考えていたら1人でまた仕事に向かっていた。きき湯の緑の色でお風呂に一緒に入って一緒に寝て、もう2度と人生で会わないってのは悲しすぎるが、私もリエノテソーロもみんな家庭がある。生まれ変わったら結婚したいって人が6人くらいいて人生困ってしまうが、どこかで誰かがみているということを考えながらひたすら業務に打ち込む以外の道はきっとないのだろう。

 いつか私が有名になってそのときにでも1回でいいからまた会えたらいいなという人に会う機会はもうないと思うだろうし。リエノテソーロ見たら毎回思い出すだろうし。でもその思い出は「世界でいちばん透き通った」ものであれば少し嬉しい。また飛行機に乗って戻って人生をゆっくり考えたいと思う。

 就職先は九州を希望する。無理だけど。


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