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全宅ツイ不動産チンパンジー情報 第86号

【特集】買取再販営業マン虎の巻

東サンドバック(以下、東):今回の全チンのテーマは「買取再販営業とは」。進行役は、加工難易度が高い物件の情報が集まる「物件の最終処分場」こと東サンドバッグです。
5fret:こんにちは。
ブリヨン@不動産女子(以下、ブリヨン):全チンデビューめちゃくちゃ緊張してます。このメンバーに私で恐縮ですがよろしくお願いします!
東:さて、買取再販業については、以前の全チン第72号でも取り上げましたが、今回はもうちょっとフォーカスを絞って「買取再販の営業さんは何をやってるの?」ってお話です。というわけで、お二人とも今日は宜しくお願いします~。

東サンドバッグ:最近は強烈な擁壁物件とか事故物件とか、本当に誰も手を出せないんじゃないかという物件しか手元に来ません。みんなもう少し優しくしてくれませんか。そろそろ限界です。
5fret:皆様のご不要になった不動産を買い取って再販売するお仕事に従事しております。先週書いた買い付けが7件とも全て行方不明になってしまいました。誰か助けてください。
ブリヨン@不動産女子:はじめまして、ブリヨンと申します。半年前からアパート用地をメインに仕入れしてます。大学在学中に上京し、ワンルーム屋にインターンとして入るも、入社前に辞退しました() 趣味はゴルフ、麻雀、銭湯巡り。願わくばバブル期を経験したかったです。何を目指してるのと言われる週3の筋トレは精神安定剤です。

・仕入れルート、開拓への近道は?

5fret:今回は華があってよかった…。
東:趣味がおっさんだけど、ホントに華なのかな…。
ブリヨン:ごめんなさいww ほぼ毎日銭湯に通ってます。
5fret:しょっぱなからネカマ疑惑で出鼻をくじかれた感が…。
東:実は薄々そんな気は…(ネカマ
ブリヨン:東さんまで!? 麻雀仲間じゃないですか…。
東:お、おん…。さて、冗談はさておき、始めましょうかw 買取再販業において仕入れって重要ですよね。当然の話なんですが、買取再販業者・分譲業者は仕入れなければ仕事が始まらない。買主になって物件を購入して、物件を加工したり、建てたりしないと仕事にならない。その為、物件情報を得るために様々な営業活動をしている訳です。
5fret:ですねー。
東:まず買取営業にとって一番大切なのは、いかにして物件情報を取得するかということですが、ベテランさんであれば情報ルートを複数持っていることが一般的です。ただ、新人さんはそうはいかないので情報ルート開拓をしなければならないかと思います。ではどうやってルート開拓をするのか。買取営業の永遠のテーマだと思いますが、ベテラン、新人のお二人はどんな感じでルート開拓を行っていますかー?
5fret:僕は今は管理職なんですが、新人の頃はひたすら飛び込み営業をしていました。ところがなかなかもらえない、もらえても買取価格まで下がりそうもないような「お試し査定」ばかりだったので大変でした。
東:飛び込みはーぷんさんもやってる定番営業手法ですねー。ーぷんは1日2件でしたっけ?会社のシステムに登録されてない新規案件を取ってこないと上司から詰められるとか。飛び込みは門前払いというか、冷たくあしらわれておしまいみたいなイメージしかないなー。
5fret:飛び込み、基本的に舌打ちされますもんね。
ブリヨン:やっぱり最初は飛び込みなんですかね? 私、実は一度も飛び込み営業したことないんです。
5fret:えっ?
ブリヨン:中途で入ってるので営業手法教えられたことなくて、「各自自由に数字取ってこーい」って感じです。2タコすると詰められますがノルマもないです。
東:ブリさんとこはけっこーゆるふわな感じなんですねw 地場さんの冷たさを味わったことがないのか…。
5fret:ブリヨンさんはどうやって案件化するんでしょうか? 道端で「アパート用地ー!」って絶叫するとか?
東:完全に不審者ww
ブリヨン:あ、でも業者さんの前で叫んでますw 「アパートっぽかったらとりあえず投げてください!!!」ってw
東:「アパートっぽかったら」なんて表現あるのw
ブリヨン:あとは「とりあえずお知合いの不動産屋さんに繋げてください!」って言って、ゴルフ、麻雀、飲み会なんでも顔出してます。とりあえず知ってもらうところかなと思いまして。不動産屋になりたくて麻雀、ゴルフちゃんと始めたまでありますw
5fret:すごいなあ、僕らの時代は「1日50社飛び込め!名刺は30枚取ってこい!お前ら椅子に座ってるだけでお金増えると思うなよ!オイショ!オイショ!オイショ!今月はね、一日からね、飛ばしていきますよ良いですか?(以下略)」って上司が励まして()くれる時代だったから隔世の感があります。
東:確かに、ゴルフと麻雀は人とつながりますねー。僕は仕入れを始めたのが10年以上前だったんですが、飛び込みで来るFAXにひたすら回答し続けてたのと、レインズ・アットホームから物件拾って電話営業してましたねー。
ブリヨン:私の上司もまずレインズに乗ってる物件に問い合わせて契約しろーって感じでした。
東:レインズとかアットホームとポータルは競合が多いので取引にはつながりにくいですよね。そんな中で嫌われながらも飛び込んでるーぷんさんは凄い、効率とかを超越した何かがあるんだろなー。
ブリヨン:やっぱり飛び込みはじめます。
5fret:始めるのかよw
東:たくや社長みたいな地場さんに当たればチャンスある!

5fret:アパ用地の仕入って聞いていたから、名刺300枚ドーンって渡されて「じゃぁ外回り頑張ってきて!」って言うだけのOJTとか、そういう前近代的なやり方がまだまかり通っているのかと思ってたけれど、ブリヨンさんの話聞いて少し安心しました。業界もだんだんホワイトになってきてるんですね。
東:「狭小邸宅」みたいなピリピリしたした職場は無くなっていくのかもしれませんね。

・「なんでも屋」よりも具体性でアピール

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