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今はボランティアにも行けないの?

最近は地震が多いですが被害に合われていないでしょうか。
いや、今に始まった話ではなく、日本は常に地震が多いですよね。
地震に限らず、とにかく自然災害が多い国です。

何の繋がりも無かった東北に対し、「自分ができることをしなきゃ」と漠然と思ったのは、あの日の揺れやその後のテレビからの映像などが、これまでに感じたことのない恐怖や不安を私に感じさせたからなのかもしれません。
恥ずかしながら、当時は災害に関わらずボランティアをしたことなど無かったのですが、教育学部に在籍していたこともあり、東京へ避難してきている中学生への勉強サポートの活動を5月頃から始めました。

子どもたちはとても明るく元気でした。地元を離れ、家族とも会えず、いつまで続くかわからない避難生活にもかかわらず、ネガティブな言動は全く無し。それがゆえ、本当に力になれているのか不安になるくらいでした。
その後、夏には現地へ足を運び、現地で学校に通えていない学生と交流をしたり、廃校となった小学校の掃除などに携わりました。

東京の人は冷たいと言われるのが納得してしまう程度には、現地の方々は本当に温かく、優しかったです。あの状況でそのような振る舞いが何故できるのかと驚きましたが、お話していた方が仰った「東北のことを考えてくれているだけでも嬉しい」という言葉に所以が込められているのかもしれません。
何かしなければ、何か提供しなきゃ、と思っていたのですが、与えられてのは自分だったのです。今、こうして文字を打っていても、何か忘れていないか?と、当時の自分に問われている気持ちになります。

この一年、自然災害が起きては、「避難所の運営は困難」「これまでのようなボランティアは望めない」というテレビのニュースやネット記事を目にしてきました。
本当にそうなのでしょうか。そんなこと言っている場合なのか。

コロナ対策は何のために行っているのか。
災害時のボランティアは何のために行われるのか。
それぞれの目的の相違は一体どこにあるのでしょうか。

どこかで何かが起こったら私は行動したいですし、ここで何が起こったときは誰かに助けてほしいです。
10年前に学んだことを思い出すきっかけとなるテーマに、いま出会えて良かったです。

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