温灸入門講座3回目 『肩・首・腰の筋を緩める』を終えて

早いもので6回のうち3回目になります。

肩こりのつぼとして、先ずは肩にある肩井(けんせい)、膏肓(こうこう)、天宗(てんそう)、それにプラスして腕にある曲池を選んでお伝えしました。

首の疲れには、肩中兪(けんちゅうゆ)を、
腰の疲れには、腰部にある命門(めいもん)、腎兪(じんゆ)、志室(ししつ)、腰陽関、大腸兪、それにプラスして足の崑崙(こんろん)を
選びお伝えしました。
しかし
同じ肩凝りであっても原因が違うことは当然あるから、10人いたら10通りの、ひとりひとりに応じたつぼを伝える方が現実的かもしれない。残りの回でカバーしたい。

肩こりの原因に
1) 単純に、肉体的疲労、精神的疲労による肩こりと、 
2) 何らかの病気により起こる肩こり の2つに大別したら場合、
1)は、疲労回復、血行をよくする、筋肉の疲れをとる、こりをほぐすなどして、慢性化をさせないことが大切で、それは
慢性化させると後頭部、頚部、眼精疲労、不眠、嘔吐など起こし、やまいが深くなるからだ。

何らかの病気により起こっている肩こりは、その原因の疾患を治癒することで根本的に肩こりが治るが、
肩こりを対症療法していくことでも病を回復へ向かわせる。

参加の方の足の崑崙(こんろん)は圧痛の反応が多くみられ、
そこに温灸を貼りました。

外くるぶしとアキレス腱の間、かかとの骨の上のくぼみ

火を使わないお灸『太陽』を使っています。
3時間以上温熱効果がありますが、私の経験から、つぼに当っていると
熱さを感じないか、あるいは気持ち良さがあるものです。
熱さを感じたらそれは低温やけどの前兆とみて、外します。


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