有機農業法人社員2009~後輩の研修生たち

2006年にKの5人目の研修生になったが、先輩の研修生その2は縁が切れたが近所で独立。研修生その3はそもそも後継者なので戻る。

元トラックドライバーの方も独自に独立。

あとは農業をしていない。

Nさんの次男は研修生のような期間はなかった。後にNさんが引退したあとは社長をしていたらしいが、詳しくは知らない。

彼がたまたま知り合ったフリーターの若者二人組がいた。研修生でやってきたが、一人は一月たたずに辞めた。もう一人は一年近くいたが辞めた。

やってきた研修生はいろいろだ。

何かしらNさんと知り合って来たひともいれば、JAの紹介、ネットで調べて来た人もいた。

農業生産法人になってからは、ハローワークを通して来る人もいた。当時、ハローワークを通すと国からか自治体からか給料の補助が使えた。

しかしながら行政を通じて補助金申請をしてるのに一年もたずに辞めていくから、わりと危機的な状態だったのかもしれない。

夫婦で来た人たちもいた。東京から来たが2月でやめた。福岡から来た子連れ夫婦もすぐにやめた。

甘く見てるのか何か知らない。後で聞いたら私が何も教えなかったと言われたらしいが、海のものとも山のものとも分からない素人に理論やノウハウを教えるのはムダだと考えた。なぜなら、「6時に来なさい」と言ってるのに6時過ぎに来る。しかも6時過ぎに電話があり、「遅れます」だって。すでに遅刻してるのに「遅れます」ってなんやねん。

案の定、農業以前に体力がない。体力がないなら次第に体力はつくのだが、遅刻というか、早起きできない人たちに農業は無理なのだ。

もう少し続くようならBLOF理論を教えてもいいんだけど、教える前に辞めてるんだから。

1日で2度と来ない人もいた。

ビニルハウスは禁煙だと伝えたのに初日にハウスでタバコを吸ってたり、軽い収穫作業しかしてないが体力ないから断りの電話をしてきたり。

一週間ほどお試しして、合わないから去ったひともいた。元々、稲作やるつもりで稲作の法人で働いてきたが、野菜も学んでみたくてきたがなんか違うかったらしい。

高校中退したヤンキーくんもいた。数ヶ月いたが、16歳になり原付免許をとり、バイクにのり始めたら坂道でこけて骨折して救急車で運ばれて、そのまま辞めていったのもいたな。

知識ないのもかまわない。これからだ。
体力ないのもかまわない。これからだ。
ただ早起きできない人は野菜農家は無理。


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