有機農業専属スタッフ2008~お家

農業研修する前、大学院修了してから極めて山奥の一軒家に住んでいた。

家賃は10000円だったかな?
トイレは汲み取り、風呂は湯船に灯油で追い焚き、エアコンなし、陽当たり悪し。畳は浮いていて、使える部屋はひとつくらい。洗濯機とコーヒーメーカーを使うとブレーカー落ちたが、まあ仕方ない。そういう契約にしていた。

4年くらい住んで、農業研修始まったが、畑まで山道を10キロくらい。ある日、Nさんから「引っ越したら?」と言われて、畑から2キロの空き家を借りた。20000円。平屋で6部屋もあった。

もともとは町議会議員の方の家だったが、亡くなられて、離婚した妻との間の息子の持ち物だったが福岡に住んでるので、親戚の家が管理人だった。

住んですぐ、雨漏りがひどかった。
給湯器も壊れていた。
水道管も壊れていた。

空き家のときに家のそばの木が台風で落ちてきて瓦が壊れたらしく、雨漏りして、屋根を直さず、内装を直して、また雨漏りしてボロボロ。

瓦屋さんに来てもらったら200万円は最低かかる。管理人に言ったが直す気なし。持ち主はむしろ負の遺産だと思ってるかも。

結果、毎日、水道の元栓を閉めて、炊事と冷水シャワーと大便のときだけあける。

お風呂はシャワー、たまに温泉。冬場は2~3日に一度くらい。町内に温泉はあるが、それなりに離れてるので、そうなった。

一年半くらい住んだが、この年の元トラック運転手の研修生が15キロくらい離れたアパートを借りたので、そこの離れに引っ越した。家賃40000円。ここは快適だった。ずっといても良かったが、通うのに遠い。2年くらい住んだ。

次は2つ目のより近くのアパートが空いていたので借りられた。畑まで直線1キロくらい。30000円だったかな?陽当たりは悪かったが、近いので問題なかった。大学院修了してからやっとましな部屋にすんだ。

田舎の物件はなかなか難しい。
空き家は最初は悪くなくても、空いてる間に家は傷む。

アパートは意外と空きがないし、家賃もまあまあ高い。

仮に今から単身なり夫婦なり家族なりで、田舎にて農業を始めるなら、家は「とりあえず住めたら」は後々えらいことになり得ます。

あと、ほとんど関わらなかったので、自治会にも入らなかったが、入ったら独自ルール、それも不文律があるので、きちんと教えてもらえないときは警戒してもいい。

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