京フェス参加の手引き 事前申し込み編

京フェス? 聞いたことはあるような……

 京都SFフェスティバル、あるいは京フェスと言うイベントを耳にしたことはあるだろうか。それは年に一回秋の京都で開かれるSFファンの、SFファンによる、SFファンのためのイベント、いわゆる”コンベンション”である。今回は10月12日(土)から13日(日)にかけて開催される。実は今年で第38回目を数える長寿イベントだが、どうもその正体は謎に包まれているように見えるし(実際にはそんなことないのだが)、特に初めて参加する人は気後れしてしまうことだろう。
 京フェスに参加するにあたって、もちろん当日会場に直接出向いてその場で参加費を支払うことも可能だが、実は少しだけ参加費をセーブする方法がある。当記事では「SFに興味はあるけれども、京フェスやコンベンションについてはよくわからない……」と言う方のために、京フェスそのものと、ちょっぴりおトクな事前申し込みについて紹介していこう。

京フェスって実際なにするの?

 さて、まずこの「京都SFフェスティバル公式ホームページ」を見て欲しい。
 言いたいことはわかる、よく言えばシンプル、悪く言えば化石みたいなホームページだ。とはいえ必要なものはここに全て揃っている。「京フェス」がいったいどういうものかということも書いてある。
 簡単にいえば昼の”本会”は作家や翻訳者などSF関係者による講演会,夕方からの”合宿”は参加者全体でワイワイする場だ。決して合宿といっても何か厳しい訓練をしたりするわけではないので安心して欲しい。京都の中心部に位置する風流な「旅館さわや本店」を借り切って、ファンも作家も誰もが胸襟を開いてみんなでSFトークをする場である。
 今年の本会には木原善彦・藤井光、小林泰三・矢部嵩、小川一水・小川哲の超豪華メンバーが出演する。また、合宿では参加者が自主的に持ち寄ったテーマについて話す企画部屋に参加することもできるし、大広間でひたすらお酒でも飲みながらのんびりすることもできる。ここでしか見つからない同人誌等が頒布されるディーラーズコーナーも設置される。合宿企画は現在募集中なので、もしなにか話し合いたいテーマを持っているなら、ぜひ遠慮せずに京フェス実行委員会まで事前にメールを送って欲しい。
 ホームページには過去の京フェスページへのリンクもあるので、それらも参考にどうぞ。

事前申し込みならちょっとおトクって本当?

 中央上部の赤字、あるいは右下のタブから”参加申し込み”をクリックしてみると、申し込み方法の説明欄の下に参加費の表が見える。どうやらこの表によると、事前申し込みをすれば本会が500円、合宿とのセットの場合1000円ほど安く参加できるようだ。また「合宿のみ」の参加については当日の申し込みを受け付けておらず、事前の申し込みが必須であることに十分注意して欲しい。
 ちなみに今年は学生の合宿参加費が例年に比べて大幅に値下げされている

 ふむ、この値段なら参加してみようかな、と思ったそこのあなた、”事前登録フォーム”ボタンを押す前に今一度最上段の説明を確認して欲しい。

事前登録をご希望の方は、フォーム記載のゆうちょ銀行の振込先まで参加費をお振り込みの後、下記のリンクから事前登録フォームにお進みください。

 京フェスは現在まだカード決済に対応しておらず、昔ながらの銀行振込を行う必要がある。そして原則、お金を口座に振り込んでから、事前登録フォームに記入、という流れになっているのだ。このため、期限ギリギリに申し込もうとすると、銀行が閉まっていて振込ができない、なんて言う事態になりかねない。ぜひ余裕を持って申し込みを始めて欲しい。
 なお、今年度の振込および登録フォーム記入の〆切は9月27日(金)である。
 無事に振込と申し込みフォームの記入の両方が確認されると、その旨の確認メールが帰ってくる。これにて無事に事前登録完了だ。万が一、登録後一週間経っても確認メールが届かない場合は、京フェスのメールアドレスに直接問い合わせて欲しい。

最後に

 どうしてもSFコンベンションというとなんだか気難しいもののように聞こえてしまうが、気楽な気持ちで参加して欲しい。特に京フェスは日本で唯一の学生が運営するコンベンションであり、学生でも参加しやすいはずだ。不明な点や気がかりなことがある場合は、遠慮なくメール、またはツイッターなどで連絡して欲しい。

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