チーム曲者:「ラヴニカのギルド」ドラフト攻略!!
「ラヴニカのギルド」ドラフト、楽しんでいるかい?
多色セットはドラフトの選択肢が多いように見えるが、実は今回は通常のドラフトに比べて色の選択が簡単だ。
セットのテーマがギルドで2色の組み合わせが固定されているため、必然的にデッキタイプは5種類のうちどれかになる。ギルド以外の組み合わせは多色カードをピック出来なくなるため成立しにくい。
しかし色選択が簡単とはいえ、必要なカードはデッキによって全く異なり、それによりカードの評価も大きく変わる。
11/9-11/11の期間に開催されるプロツアー「ラヴニカのギルド」に向けて、チーム曲者が積み上げたドラフトの戦略を記して行こう。
■目次
1.ディミーア
2.コントロールイゼット
3.アグロイゼット
4.ボロス
5.セレズニア
6.ゴルガリ
7.全カードピックランキング
基本的に卓内許容人数は以下の6つ。
ボロス
セレズニア
ディミーア×2
アグロイゼット
コントロールイゼット
ゴルガリ
今回の最強色は青で、《霧から見張るもの/Watcher in the Mist》は最も初手でピックされやすいコモンだ。
ディミーア・イゼットのみ青の強さで卓内2人を許容できるが、それ以外は卓内で被ると失敗しやすい。つまり8人で7つのデッキを取り合う環境で、あぶれた一人が負けるということ。
1パック初手2手目は、なるべく単色の受けの広いカード(最弱色の緑を除く)
ポジション争いのためにも、1パック目3-4手目には多色カードを取って主張する必要がある。
そして各ギルドごとにカードの強さが異なるカードが数多くある(例:《直流/Direct Current》はボロスよりもイゼットで強いカード)
各ギルドごとに評価をしていこう。
■ディミーア
青と黒のカードが強いため、コモンの束でもデッキになりやすい。
プレイアブルな低マナ圏が埋まりにくいため、高級2マナ域として《死の重み/Dead Weight》は高い。
《死の重み/Dead Weight》さえあれば2-1デッキになるイメージ。
アンコモン以下のピックの優先順位↓
《虚報活動/Disinformation Campaign》
《夜帷のスプライト/Nightveil Sprite》
《家門のギルド魔道士/House Guildmage》
《薬術師の眼識/Chemister's Insight》
《死の重み/Dead Weight》
《霧から見張るもの/Watcher in the Mist》
《致命的な訪問/Deadly Visit》
《街見張りのスフィンクス/Citywatch Sphinx》
《ディミーアの偵察虫/Dimir Spybug》
《夜帷の捕食者/Nightveil Predator》
《つぶやく神秘家/Murmuring Mystic》
《思考繋ぎの幻/Thoughtbound Phantasm》
《闇刃の工作員/Darkblade Agent》
《巧みな叩き伏せ/Artful Takedown》
《思考消去/Thought Erasure》
《発見+発散/Discovery+Dispersal》
《囁く工作員/Whisper Agent》
《捕獲球/Capture Sphere》
↑ここから上が複数入れたいカード
《張り出し櫓のコウモリ/Bartizan Bats》
《光を遮るもの/Douser of Lights》
《雇われた毒殺者/Hired Poisoner》
《概念の雨/Notion Rain》
《背骨ムカデ/Spinal Centipede》
《ディミーアの密告者/Dimir Informant》
《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》
《囁く情報屋/Whispering Snitch》
強力アンコモンの《つぶやく神秘家/Murmuring Mystic》だが、ディミーアでは中堅程度の働きになる。エンチャントが入ることが多く、せいぜい2回程度しか誘発できないからだ。
ディミーアは諜報によりドローの質が上がる為後半になればなるほど強い。そのため序盤を凌ぐための《思考繋ぎの幻/Thoughtbound Phantasm》《死の重み/Dead Weight》は重要なパーツだ。
《悪意ある妨害/Sinister Sabotage》はどちらかというとイゼット寄りのカード。打消しを入れるなら軽い《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》優先。
《囁く情報屋/Whispering Snitch》は一見良さそうだが実はたいしたことない。3回諜報してやっと普通のカード。コモンの《壁過の達人/Passwall Adept》の方が後半5-6点を稼ぐため優先される。
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