おかやまマラソン、終えて…

ゴールした直後は、平静を装うことさえできない身体機能の崩壊ぶりだった。まぁ、それから6時間以上経過したいま現在でも、足は痛くて仕方がないことをはじめとして、さして状態には変わりがないのだけど…、それでもようやく一日を振り返ろうかと思う程度には、気持ちが戻ってきた。

-----
雨中の号砲をきいてスタート。
途中までは、”意外に余裕があるなー” とかのん気なことを考えながら走れていた。…の、だけど、岡南大橋を超えた後の下り坂に足の筋肉を無力化されてるとともに鈍痛が体中に響いた。
それ以降は、”走る”によく似た動作を繰り返す生命体に成り下がってしまった。

それでも、意地でも”歩く” にしなかった自分は、根性あるなと、自分で思ってしまう。そこは褒めたい、自分を。
結果は、4時間25分で完走! あわよくば、4時間切れるかとか、思ったりもしていたのだけど…、最初の10㎞のタイムをみてあきらめてしまった。来年は…、来年になってからまた考えたい。
-----

いろんな人に応援されていることに気がついた一日だった。
以前に神戸に住んでいた頃に、神戸マラソンのボランティアをやったことがある。(そのときは職場企業が協賛だったので、手伝いに行く機会を得た)
そのときは、とくになんとも思わなかったけど、いざじぶんが出場する側になると、ありがたみを感じる。

企画してくれた人がいて、
お金を出してくれた人がいて、
運営してくれた人がいて、
手伝ってくれる人がいて、
応援してくれる人がいて。

こうやって成り立っているんだな。
目の当たりにしたせいで、
自分の傲慢さの熱を、いいように冷まされたような気がした。

ご老体が、雨の中で傘を差しながら、
「がんばれ」と書かれた自作のプラカードを掲げていた。
そのプラカードを、あの人は
どんな気持ちで作ったのだろうかと
そんなことを想像したときに、
あぁ、ありがたいな…と思わずにはいられなかった。

-----
いまも、まだ体中が痛い。
きっと明日もまだ痛いだろう。
ちゃんと仕事は休みにしておいて、正解だった。
(あの日の自分、グッジョブ)

きょうはいい一日だったな。
こういう体験を、折々に挟み込むと
人生が豊かになっていくような
そんな気がした。

きょうはいい一日だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?