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自分説明書〜愛に恋愛感情がないアロマンティックの思考回路〜

こんにちは。今回は先日やってみたanone,の結果からアロマンティクについて自分の思ったことを覚え書きとして書いていけたらと思います。
現在パートナーがいるアロマンティックの恋愛傾向として参考にしていただけると嬉しいです。
あくまでも個人的な考え方なので全てのアロマンティクの人に当てはまるわけではないのでご了承ください。

そもそもアロマンティックとは?

anone,の中で恋愛傾向の中にあるアロマンティックはどのような傾向なのでしょうか?

愛に恋愛感情がない。それがアロマンティックです。 「まだいい人が現れてないだけだよ」なんて言ってくる人もいるけど、無視しておきましょう。 別に恋人関係の人が必要なわけでもないし、ひとりの時間をめいいっぱい楽しむのも、人生の豊かな時間の過ごし方の1つです。

人に対する執着が薄かったり、特別扱いされたくなかったりするあなたは、時には周りから「冷たい人」なんて言われることもあるかもしれません。 そんな時は、心の中で「うるせえ黙ってろ!」と言いつつも、自分と大切な人を愛してあげてください。

anone, 恋愛傾向アロマンティック解説より

上記にあるとおり、アロマンティックは愛に恋愛感情はありません。
自分の場合は、愛という感情に至るまでに恋愛感情を経由しないといった方がしっくりくるかもしれません。

上記にある引用の中でも、

  • 人に対する執着が薄い

  • 周りから冷たい人だと言われる

は特に心当たりがあります。
学生時代の同級生に何度か冷たい人だと言われていましたし、他人に対してもあまり興味がありませんでした。
そのため、学生時代の恋愛事情について話す同級生達にはついていけず戸惑いを感じてました。

では、アロマンティックの人が他人を好きになる時の感情はなんなのでしょうか。

アロマンティックの愛という感覚(個人的感覚)

アロマンティックにはいわゆる恋愛感情がありません。では、最初相手に抱く感情はなんなのでしょうか。

自分が、現在のパートナーに抱いた感情は家族愛や兄弟愛に近いものでした。
目指すものがあるパートナーを見て、できる限り支えたいと思いました。
独占欲もないので、ただただ支えるだけで満足です。
ただ、自分は支えたいといっても、頼られすぎるのも嫌なので相手も精神的に自立をしていてほしいです。

今自分にはパートナーがいますが、そもそも他人に興味がなかったため、自分にパートナーができるとは思っていませんでした。
今のパートナーから聞いたり、自分でも自覚があるものを少し書いていこうと思います。

  • 他人を好きになると、いきなり愛に移行してしまう。

距離感がおかしかったとパートナーに何度も言われました。(近すぎだと言われました…)
いきなり愛に移行してしまうため、相手を戸惑わせてしまいました。好きという感情にON/OFFしかないため、相手と他者への対応が雲泥の差とも指摘されました…今では笑い話ですが、最初聞いた時はそんなつもりはなかったので驚きました。

  • その割に束縛はない。

これもパートナーに言われました。自覚もあります。
メッセージの返信も緊急のもの以外は遅くてもなくても構いません。
…他に束縛の例が思いつかないのでこれ以上はなんとも言えませんが、まあそんな感じでしょうか。

  • 告白とかそういう思考回路がない

自分は独占欲がなく、相手が幸せならそれでいいので告白という思考回路はありませんでした。それゆえに相手が余計に戸惑わせてしまったことがあります。
今のパートナーでなければ、この関係性は成り立っていないと思うと感謝しかありません。

アロマンティックのパートナー事情

今では、奇跡的にパートナーがいてくれているとはいえ、かつては両親や同級生達のように恋人ができるのかと悩んでいた時期もありました。
現在は、恋人という他に新しいパートナーの関係性があるようです。

anone, にもいくつかメッセージが届くのですが「アロマンティックの人がパートナーを見つけるにはどうすれば…!」ということ。 確かに今は「恋愛関係」をきっかけにパートナーを持つ人が多いから、ちょっと難しいところもあるのです。 とはいえ、そういう前提を抜きにした、一緒に人生を歩めるような大切な人はほしい。

最近では恋愛関係にはないけれど「精神的な強いつながり」を大事にする「ズッキーニ」と呼ばれる関係性も生まれてきたみたいです。

anone, 恋愛傾向アロマンティック解説より

この「ズッキーニ」という関係はなんでしょうか。
ズッキーニとは、

クィアプラトニックな関係にいる相手のパートナーのこと。

「ズッキーニ」って何? LGBTだけじゃない12の性的指向、まとめてみました。
HUFFPOSTより

クィアプラトニックな関係…というのは、

クィアプラトニック関係とは、「いわゆる恋愛関係ではないが、親密で感情的な絆が存在する関係」を指す。「通常の友情よりも、もっと深くてもっと情熱的な関係」。

「ズッキーニ」って何? LGBTだけじゃない12の性的指向、まとめてみました。
HUFFPOSTより

今のパートナーとの関係もこういう感覚に近いかもしれません。(あくまでも自分の感覚です。)
近い表現で言うと、やはり家族愛なのかなと感じます。個人的には親友よりももっと近い関係のような気がします。

ただ、パートナーができる前anone,の解説を読んだ時はそんな関係性一生できるわけないと思っていました。大体の人は恋愛感情から愛に移行するため、その恋愛感情を持っていない人間からしたら本当に恋人やパートナーを作るということはハードルが高いものです

パートナーが欲しいアロマンティックの人は、恋愛感情がないため他の人よりは恋愛経験が乏しいと思われがちだと思います。
ですが、個人の経験ですがこの人だと思ったら一途でパートナーに発展するまでが早いとも思います。

パートナーがいるアロマンティックが相手に思うこと5つ(個人的)

では、アロマンティックの人はパートナーに対して何を思うのでしょう。
とても個人的ですが、まとめてみようと思います。

  • 程よくほっといてほしい(精神的自立)

  • 何かあったら言ってほしい

  • 離れている時は相手のことを心配はしていない

  • やりたいことがあるなら堂々とやればいい(応援したい)

  • 幸せならそれでいい

最後の一文に尽きる感じです。幸せに生きろ!という感じです。

anone,でアロマンティックとわかって思ったこと

初めてわかった時の感情は納得でした。今まで、恋愛についての他者との違和感はこれだと納得できました。
ある意味レッテルを貼られたことで自分で納得し受け入れられたのでこれからもanone,を活用していくと思います。

ただ、100%結果が当てはまるものではありません。そして、ずっとそのセクシュアリティだとも限りません。自分を取り巻く環境で日々変化していきます。
自分は過去に10回以上受けてほぼ全てにアロマンティックと出たのでいよいよその傾向が強いのだと思いまとめてみました。
一度の結果で一喜一憂せず、こういう感じかもしれない程度でゆるく自分を理解すると良いと思います。

自分だけでなく、友人や家族にもやってもらうと自分との違いに驚くと思います。
楽しみながら多様な個性を受け入れる一つのツールとして個人的にanone,をおすすめしたいです。

また、別の項目のセクシュアリティについてもまとめていけたらいいなと考えています。
それでは、また

くさたべ

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