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働かないことでお金がもらえる新コロ禍の1年間
この近くでもオオキバナカタバミが咲き始めました。春になったなぁって感じさせてくれる花の一つです。写真の、花の上にあるハート型の葉っぱが、この草の葉ですね。カタバミは生命力が強いということで、家紋に使われていることも多いです。一見すると、葵の紋に似ていますが、実はカタバミの紋だったりします。
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以前「働くことの効率の悪さよ(メモ)」でも記しましたが、誰もが奨励する労働って、生活費を稼ぐためには本当に効率が悪いと思っています。
そんなことを考えている僕ですが、今朝、NHKの『朝イチ』を観ていたら、新コロ禍での就業環境の悪化が、女性不況と言われているという話がありました。緊急事態宣言などでパートや契約社員(つまり多くの女性)の収入が減ってしまったという話です。
う……ん……。でも各社の世論調査によれば、緊急事態宣言の発出を含む外出自粛については、かなり多くの人たちが賛成しているんですよね……。そうなれば、国民の多くの人たちの収入が減るなんて、想定内のことだと思うのですが……。その収入減をしっかりと込み込みにして「緊急事態宣言を出すべきなのか」を判断すべきだと思うので……世論調査の結果を考えれば(結果が正しいのであれば)、国民の多くが自身の収入(所得)減を許容したということではないでしょうか。
緊急事態宣言は出すべきで、なおかつ収入補償を政府(つまりは国民)に求めるというのは、虫の良い話だと思ってしまう僕は、間違っているんでしょうか。もちろん、自分だけに虫の良い要求をしては“いけない”ということではありません……が、それが必ずしも実現する話ではないので、心構えはしておかないとなと思います。
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番組では、生活保護を含む各種の救済制度の利用を促していました。これまでも国民一律に10万円を配ったり、100万円の持続化給付金を配ったりしてくれているので、我が家としては助かっています。そのほかにも、家賃だかの補助金が出ていたり、子どものいる世帯を救済する制度などがあるようです。
振り返ると、去年は会社員の妻が自宅に居る日が多かったです。自宅で仕事していたのではなく、(まだ儲かっていないけど)副業を始めたり、趣味の時間に使ったり、息子と過ごしたりしていました。それでも例年と同じ給料をもらっていたのですから……時給にすれば、例年よりもかなり効率の良い働き方だったんだと思います。やっぱり会社員っていいなぁ……と思いつつ、会社員の夫っていうのもいいよね……なんて思っていました。また、かくいう僕も、いくつかの補償制度を活用したので、働かずに……不労所得が増えました。お金について考えると、なんとも不思議な1年でしたし、そう考えると新コロも悪くないな……と思ってしまいます。
もちろん、これら「働かずに支給されたお金」は、これから働いている全国民が税金という形で返納していくことになるんでしょう。
でも……なんだか不思議なんですよね。
これだけ、働かずにというか“何もしない”ことでお金をもらっている人がいるのに……目立って不況にもなっていないんですよね。株価も順調だしなぁ……。このいびつな状態を、いつか精算しなきゃいけなくなるんじゃないかって……少し怖い気もします。
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