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前人未踏K2の西壁に挑む平出和也さん

これまでの挑戦で、足の指を五本失っていますが、あっという間に20年を超えて、こうやって登ってきましたが、やっぱりちゃんと生きて帰ってきて、ぼくを支えている妻と二人の子どもと山登りができるのはうれしいですね。三週間後に挑戦するK2は、これまでよりも標高も高い、壁も大きい、最上級の挑戦になるっていう感覚です、というか、これまでの七千メートルから八千メートル超十七座の頂上に立ったのは、この前人未踏のK2西壁を征服するための蓄積だったということですかね。

限界を超えないとぼくたちの登山っていうのは、成功ではないんです。守られた環境での冒険っていうのは、ぼくはやってなくて、もちろん大きなリスクがありますが、決して生命は捨てないというのがぼくのポリシーです。

登山界のアカデミー賞ピオレドール賞を3度受賞している世界トップクラスの登山家平出和也さんと、これまたピオレドール賞を受賞しているクライマーで稀有なる山岳カメラマンでもある中島健郎さんと組んで挑んだK2西壁の挑戦、7月28日、西壁七千メートルの地点からともに滑落する。






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