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天牌個人的名シーンまとめ(Vol91~100)

2022年に来賀さんが亡くなり、連載も終わりました。
追悼の意味も含み、天牌各巻毎に個人的に好きなシーンを1つあげていきたいと思います。
*vol01~vol60に比べて画像が粗いのはソーリー。

vol91.

基本、闘牌イベントの最後を挙げることはないのですが、91巻では遼、渾身の赤5筒和了りを挙げたいと思います。一発・裏ドラ条件は色んな漫画でも出てくると思いますが、その間隙を縫うような赤の存在を活かした良いシーンでした。当たり牌の5筒を出して、そのケースがあると暗示していたのもよいし、その直後に自摸ってくるのも良かったですね。

vol92.

どんだけ鳴海さん引き出しあんねん、というジュンチャン・三色・ドラ1の和了りを挙げたいと思います。しかし自分が和了る時はまさかの捨て牌をするくせに、和了られる時は「まさかな」と舐めた態度をとる主人公、素敵です。同時性というのは令和の今でも、あまり取り上げられていない麻雀の考えだと思います。僕もあると思いますが、口には出しません。面倒くさくなるケース多し。

vol93.

このシーンを見て思い出したのは、「雀鬼流麻雀ドキュメント 桜井章一 牌離 ~HAIRI~ 孤高の奥儀編」で七対子で聴牌し、5筒or北のどちらを選ぶかで5筒切りリーチ、その後赤5筒自摸ってしまうも、その後北も自摸り、裏ドラが北だったシーンでした。それを意識したんじゃねぇの、来賀さん雀鬼について語らないけど、と思ったので93巻から挙げました。ただこれは来賀さんに聞いてみたいとは思わない。

vol94.

裏では、黒流会選抜戦が行われていますが、どうも山田・八角・井河だと取り挙げる局がないんですよね。だから麻雀というパスルをひたすら解き続ける京都のセットが挙がってしまうのです。そんなセットの軸というべき海輝の何切るを94巻からは挙げたいと思います。ここから混一色に行くのかぁ。脇迫さんは「技量も勇気もない」と言いますが僕も同じです。

vol95.

和了った牌姿ではなく、和了れなかった牌姿を挙げるのは初めてかな。95巻からは和了れなかった鳴海さんの牌姿を挙げたいと思いますが、それは海輝のビタ止めがあったからですね。
四四五六六23455(r)②③④から三ツモ切り、2ツモ5切り、五ツモで和了りですが、2が怪しいのは分かるけど、三ツモ切りは辛いわぁ。めっさ辛い一打です。

vol96.

96巻からは、もう普通の和了りが逆に出来なくなったように思える菊田弟の四槓子を挙げたいと思います。昔のゲームボーイの役満仙人かよ。いくら「最強の8人」の強さを表現するシーンといえど、やり過ぎな気もしました。でもまぁ主人公より前の世代の人々も、津神含め死に体から復活すると強くなる表現は出来ているかなぁと思いました。

vol97.

Мリーグが人気の今、一般の雀荘で言ったら即出禁な台詞を、この人達は息を吐くように言いますwいや、多分普通のチェーン店でも言いそうだな。まるで煽りには煽りで返さないと負けてしまうとでも言いそうな場面を97巻からは挙げたいと思います。よっちんも最後の最後まで煽り返しすれば良かったのかなぁ。それを証明するように、ちらっと津神の煽りに頭が血が昇ったら負けたかもな、と言うシーンが巻にあったのも良かったです。

vol98.

証拠はどこにもありませんが、黒沢さんも息子であろう柏木の強さを見事に表現した西対子残しを98巻からは挙げたいと思います。巻が進んで出てきたキャラの強さを表すのはとても難しく、井河とかは失敗したケースだと思うのですが、柏木の場合は『黒沢さんの過去の「たかがスッタン」』と、瞬の『北が待ちだと寂しいと思って』の主役2人の場面を合わせて上手くいったなぁと思います。

vol99.

鳴海さんの強さが出ている2軒リーチを受けての、しっかりとした迂回を99巻からは挙げたいと思います。ドラを引いてドラ2枚の状態での選択が良いですね。本当大抵のシーンだと、その後菊田も聴牌するから4人リーチになるもんなぁ。本当、鳴海さんがいて良かったと思うシーンです。

vol100.

記念すべき100巻からは鳴海さんの字牌を切らず、数牌を切るシーンを挙げたいと思います。他の打ち手なら字牌を切って赤5萬とか自模るかもですが、そこで平和ではなく風牌を見据えているのがシブいのです。vol99.でも実践にありそうな押し引きを挙げましたが、この辺は来賀さんが実践からピックアップしてきたのではと思います。あと記念すべき100巻なのに主人公の対決でないのが良いのですよね。

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