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身近なものに使われているフォントを紹介しています🔎 地方デザイナー/タイポグラフィ/書体の歴史/日常の再発見💡

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バウハウスの精神を受け継ぐ書体『FUTURA』

FUTURA(フーツラ)は、1927年にドイツの書体デザイナー、Paul Renner(ポール・レンナー)によって生み出された、現代でも人気の高い書体です。 Paul Rennerは、バウハウスという革新的なデザイン学校の理念に影響を受け、飾りや個性を排除し、円や直線などの幾何学的な形を用いて、シンプルで機能的な書体を目指しました。 その結果、FUTURAは、幾何学的な文字形状が特徴的で、洗練された美しさを持つ書体となりました。FUTURAは20世紀のデザインの象徴として

    • 身近なものにも使われている芸術品『Trajan』

      ルーツは約2,000年前のローマ『Trajan』は約2,000年前にローマに建てられた「トラヤヌス帝記念注の碑文」をもとに、1989年にAdobeの書体デザイナー『Carol Twombly』によって制作された書体です。 トラヤヌス帝記念柱は「トラヤヌスのフォルム」という場所に、ローマ皇帝トラヤヌスのダキア戦争の勝利を讃えるために建てられたモニュメントの一つで、建築家ダマスカスのアポロドーロスの指導の下、元老院の要請に応じて113年に建設されたそうです。 この柱の台座に碑

    バウハウスの精神を受け継ぐ書体『FUTURA』