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自作の詩みたいなもの

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物語の書き出しが、飛躍しないまま一端の帰着をみたもの。
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2022年5月の記事一覧

救いを求めているの。

 私たちは救いを求めているの。たくさんの誰かの物語の中に。そこにある、本当のことに触れると私たちは、高揚して、生きるということを感じられる。もう、別にそれが自分の生かどうかなんて関係ない。自分達がただの物語の受容体でしかなく、インプットをなぞらえてアウトプットするだけの有機的システムだとしても、それの何が問題なんだろう?私たちは電気の代わりに食べ物からエネルギーを得ているだけ。私たちの体の内部だって、刺激を伝えるのは電気信号なのだ。  どうしてだろう?私たちは消費ばかりしてい