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de&iマガジン〜ダイバーシティ関連記事〜

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ダイバーシティ・コンテンツ・リサーチャー草冠結太のマガジンです。ダイバーシティ&インクルージョンを感じられるイベントやコンテンツに関する記事をまとめます。あとヒップホップも。
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父娘でパレードに手を振った日〜東京レインボープライド2023探訪記〜

今年のレインボープライドは、想像を絶していました。 2023年4月23日(日)、渋谷・代々木で開催されたレインボープライド2023に、家族で行ってきたのですが。 コロナ禍明けということもあり、去年とは段違いの盛り上がり。 人も情報量も多すぎ。親子でよいお出かけになりました。 街全体がレインボー一色、いや七色。 渋谷駅を降り立つと、もうレインボープライドに参加するであろう人たちがたくさんいました。 この時点で祭り感といいますか、フェス感といいますか。盛り上がるわけです。たぎ

恋愛という鍵でしか、幸せの扉は開かない。わけがない。〜映画「そばかす」感想記〜

初夢は見ましたか? 私は「恋の夢」でした。しかも一晩で豪華二本立て。 学生時代にフラれた人への恋。 そして、社会人になってから浮気された人との恋。 どちらも、明けましてフラれました。 悪夢のような出来事を、わざわざ悪夢で再現するという、笑ってないと泣けてくる型の初笑いで目覚めたのですが。 これほどまでに恋愛を意識した(というかウナされた)夢を観てしまったのは、年末に観たとある作品がとんでもなく面白かった影響です。間違いない。 そのとんでもなく面白かった作品とは 「そばか

ヒップホップ好きが考えた「差別・ヘイトにどう向き合うか?」〜大学講座とライブ、2つの視点から〜

あやうく「ツイートする」ボタンを押してしまうところでした。 とんだヘイト投稿を。あっぶねー。 私はダイバーシティに関係したイベントやらコンテンツやらを、リサーチしたり、観たり、行ったりするのが趣味でして(ヘンな趣味)。 ちょいちょい見たり聞いたりするんですよね、マイノリティへの差別発言やヘイトを。 その晩も、目に余る悪意ツイートに出くわしまして。 ヘイトにヘイトをぶつけるという、放屁合戦みたいなことを仕掛けそうになりました。 すんでのところで正気にかえりましたが、ヤバかっ

明るく、楽しく、しぶとく!映画「こころの通訳者たち」に響く対話のクリエイティビティ〜ラップ最高!パンフに”たたり”!〜

諦めない。それだけで、こんなに痛快だなんて。 すべての仕事がこの映画のようでありたい、と感じた映画でした。 いわゆる”お仕事もの”ではないに。 その映画とは「こころの通訳者たち」。 素晴らしい映画だったので、その感想をここに書き留めておこうと思います。 手話に音声ガイドを?「こころの通訳者たち」のあらすじ。 この映画、ドキュメンタリーなのですが。 事実は小説よりも奇なり、を地でいってまして。 話が少し混み入ってます。なので、ザックリとあらすじを。 かつて「ようこそ

元・宗教3世が観た、映画「寛解の連続」【ネタバレ注意】

久々です。思わず天井を仰いでしまった映画は。 「わー」とも「あー」ともつかない唸り声を上げながら。 しかも開始早々10分そこそこで。 そこから100分間、ズブズブどっぷりです。 映画のタイトルは「寛解の連続」といいます。 あまりに面白かったのは、自分と共通点がありすぎたから。 その感想を ・ヒップホップ映画としての魅力 ・元・宗教3世から観た、ラッパー小林勝行 という観点で述べてみたいと思います。 なので、以下ネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。 でも、本当に