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de&iマガジン〜ダイバーシティ関連記事〜

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ダイバーシティ・コンテンツ・リサーチャー草冠結太のマガジンです。ダイバーシティ&インクルージョンを感じられるイベントやコンテンツに関する記事をまとめます。あとヒップホップも。
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2023年11月の記事一覧

元創価学会少年が思い出す、池田大作氏の自宅に招かれた遠い記憶

池田大作氏が亡くなった。 氏に恨みつらみはないので、敬称を使うことにする。 訃報に触れて、氏の自宅に招かれたことを思い出した。 私は、小学生の高学年だった。 もう30年以上も前のこと。その間に棄教もしているから、かなり霞んだ記憶だが。 「今度、先生のお宅にお邪魔できるって」 母親は海外旅行でも当選したかのように言った。我が家で先生といえば、担任ではなく池田氏だった。 「先生のお宅は、たしか大田区」 祖母が東北訛りで、そう呟いていた気がする。氏の家が、まだ出身地にあると思

難民・移民フェスと、隣人と生るためのヒップホップ

今年の秋は、ほんの数日しかなかった気がする。 貴重な秋晴れの日、11月4日に難民・移民フェスへ行った。 日本に住む難民と移民を知る・関わる・応援する、今回で第四回のチャリティフェス。私にとっては、川口、練馬と続けて三度目の参加だった。 会場に着くと、今回もミャンマーやフィリピン、クルドなど、さまざまな国や地域、民族の料理が出店されていた。雑貨を売っていたり、ワークショップなんてのも。そして今回もどれも美味しく、可愛く、楽しそうだった。 だからどのブースも人気。とぐろを巻くほ

手話表現ワークショップに初参加。親子で感じたコミュニケーションの可能性

「10円パン」なのに、500円もするのかよ。 10円パンというものが、行列ができるほどの人気らしい。 娘はインスタグラムで見たらしく、食べてみたいという。 それにしても、高い。 しかし、娘を渋谷に連れ出すいい口実ができた。私には、一緒に行きたいワークショップがあった。 タイトルは「手のコトバ」。会場は東京都渋谷公園通りギャラリー。 ワークショップの内容はいたってシンプルで、声による言語を使わずに知らない人とコミュニケーションをとってみる、というものだった。 アート作品をみ