言葉を使って生きているすべての人に読んで欲しい本「まとまらない言葉を生きる」
うっかり往きの列車だけで読みきってしまった。そんな本がある。
出張の移動は長いから、そのお供にと思って、それなりに厚みのある一冊を選んだのだけれど。目的地到着の車内アナウンスが聞こえる頃には、ページが尽きていた。
なぜなら、どのページもパンチラインでいっぱいだったからだ。しかも文章が美しい。わざとらしくない美文は、お酒のように後を引く。おかげで車内販売でビール買うの忘れたし、帰路のためにとっておくことなんて考えられなかった。
「きっと俺は、またこのフレーズに会いたくなる