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2024.1.5「糞まみれのすれ違いコント」「ありがとう。ながみく」

糞まみれのすれ違いコント

 今日、会社で面白いことがあった。書きだしがこれだとハードルが上がっちゃうかな。クスっくらいを想像しておいてください。

 職場で、休日出勤の後輩の男の子が私のデスクの傍に来て、
「草下さん、俺、今日初ゲリっすわ」
 と言った。急な下痢便宣言! なぜ、私に? とは思ったが、直近で同僚から血尿の相談を受けていたこともあってそんなものかなと思った。それに今職場では色んな病気が流行っていて絶賛病欠祭りだ。理由は分からないが体調不良の報告をしてくれているのかもしれない。
「えぇ大丈夫??」
「まぁ大丈夫っすよ」
 その子の方を向いた。男の子を挟んで、後輩の女の子と目が合う。女の子は眉を顰めて分かりやすく嫌悪感を表現していた。男の子は、爽やかな表情で軽く屈伸をしている。洋式トイレに腰をかけるジャスチャーだろうか? パソコンに向き直ると、前方にいた別部署の女の子が困惑した表情でこちらを見つめていた。今、周りにいる女性全員から軽蔑されているのに当の本人はなぜか飄々としていた。助け船がいるかもしれない。
「今流行っているよね」
「え! 流行っているんですか?」
「流行っているよ。○○さんも○○さんも腹痛と吐き気でお休みだよ」
「うん?」
 男の子の動きが止まる。
「あの、初ゲリっす」
「うん。下痢でしょ」
「サッカーっす」
 初蹴り。
 三方向から、
「なんでいきなり下痢便の話って思ったわ」
「いきなり汚いなと思った!」
「草下さんになんて報告してるんだと思った」
 と、責められた男の子曰く、「休日出勤しているけどサッカー間に合うの?」と心配されたと思ったらしい。
 この糞まみれのアンジャッシュのおかげで、最近重たい空気だった職場が少し明るくなった。
 後輩の男の子もおそらく初蹴りには間に合う時刻に帰って行った。
 ちなみに新年明けてから色々起こって残業続きだった私も仕事に「ケリ」をつけていつもよりは早く帰れました。初ケリ。
 めでたし。めでたし。

ありがとう。ながみく

 オモコロというメディアでやっている「かまってみくのしん」というラジオが大好きです。「かまみく」は、かまどさんとみくのしんさんというライターさんが、2017年頃からやっている。かまみくを一言で表すなら「人生」だと思う。ラジオを聴いていると、いいなぁこういう友達が欲しいなぁ~。楽しそうだな~と思う。二人は子供っぽく大人を楽しんでいる。とにかくうらやましい。
 「ながみく」は、かまどさんの育休により臨時で始まったみくのしんさんと漫画家の長イキアキヒコ先生のラジオだ。今回、この「ながみく」が最終回を迎えた。
 まず、私は第一回から最新回まで毎回聴いていたよー! と声を大にして言いたい。伝わると嬉しいな。伝われ~!! 最終回で「再生回数落ちているよ」とか「数人の人が何回も聴いているんだよ」というお話があったから。
 ちゃんと聞いていたし、面白かったよ~!!
 これが書きたかった。

 ……聴いていたことを主張できたので、今日の日記は終わり! というのも味気ないので、思ったことを少し書く。
 ながみくは、かまみくより一層「人生」を感じた。
 長イキ先生が虹洗いのネタを書けずに〆切を破りまくっている間のラジオは聴いているこっちもヒリヒリした。私も趣味で同人誌を作ったりしているから、長イキ先生のあの感じはすごくわかる。というか、〆切前の自分だと思った。みくのしんさんの「なんでさらにもう一本やろうとしてんの?」的な問いもグサグサ刺さった。だって、できるならもっとやりたいし、自分が思う完璧で提供したいじゃん! と思っちゃうよなぁ(私が勝手にそう解釈しただけで長イキ先生は違う理由かも)。
 あと、かまみくの時に、かまどさんがみくのしんさんに言っていたようなことをみくのしんさんが長イキさんに言ってたり、いつも「話すことがねえ」と言っていたみくのしんさんが話題を持ってきていたりしているのを聴いて、「この年齢になっても人間は大人になれるんだ」と勇気をもらった。
 頑張ろー。みくのしんさんの素直さを意識して生活しよう。

 かまどさん&みくのしんさん&長イキ先生の親子ラジオがいつか聴けたらいいなぁと思う。最終回で、長イキ先生がみくのしんさんの母性に寄り掛かっているのがわかって、私は新しい扉が開きました。こういう関係性も存在しているんだ。

 長イキ先生、半年間ありがとうございます。塾講師頑張ってください!


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