否世界ハーモナイゼ 物語考察

否世界ハーモナイゼの歌詞に込められた物語を、ヒトとキジンの観点から考察します。

アイスルモノヨ ウタヲアツメテ ヒトツニナロウ
(愛する者よ 歌を集めて 一つに為ろう)
 
ハハニイノレバ キコエテクルノ アマタノコエガ
(母に祈れば 聴こえてくるの 数多の声が)

愛する者よ 想いを込めて 同じ場所に集いましょう
希望に縋れば 聴こえてくるの 自分の内にある様々な想いが

「どうしてこんな時代に生まれてきてしまったのか?」
「僕のせい?誰のせい?返事はこないのですか」
「勝手に瑕つけ瑕ついて 世話ないよ」
「僕は只」
『やさしい 世界に あこがれた だけなのです。』

  (争いのない)

Q.世界中を単純化スル
           (他の要素が無いこと)
イミテイション 在ったのなら?
(模倣)
『君が泣いて居る景色を
 僕は見る事た無かったのかな。』
百編宙と道化シて。

(何度も)(宙→空(空想))(おどけ)
ほら、アジテイション 繰り返シてさ
            (扇動)
ただ裂いて、咲いて、淡々と、
                               (あっさりしてる様)
ララ 理論越しに    今日を綴る     粗末です   幻実
(謳う)(筋道を立てる)(詩歌や文書を作る)(くだらない)(幻想のような現実)

もし、みんなを同じ思想で統一できるような世界があったとしたら?
『君が泣いてそこに佇む光景を
僕は見る事た無かったのかな。』
そんな事を何度も思い浮かべては夢物語だと嘲笑って。
目に付いたモノ共に挑発を繰り返してさ
そうやって襲ってきた彼等をただ裂いて、鮮血の花が咲いて、それを淡々と、
そんな事をしながら、どうしようかとずっと考え続けている。 こんな酷い現実なんて、どうでもいいでしょう?

アイスルモノヨ ウタヲアツメテ
(愛する者よ)          (想いを込めて)

電子回路を淘汰して いつからヒトを淘汰して
(行動を御する導線)(捨て去る)(気付いたら)
せめぎ来る感情をも淘汰した筈ですが
(波のように押し寄せる)    (確信が持てない)
勝手に訪れ 去って行く よるをこわいと思った
                                           (暗い状態→絶望)
『それでも 祈り続けなければならないのですか?』と

思考を捨てて、気付いたら自分を捨てていて
何度となく押し寄せる感情をも捨てたつもりだったけど
そんな僕に構わず現れては消えていく絶望に恐れをなしていた。
『どんなに絶望しても、希望を待ち続けなければならないのですか?』と

Q.世界中を選別化スル
                   (選び分ける) 
イミテイション 在ったのなら?
『僕らこんな風に多くの"I"

                                       (自分&愛)
 失う事た無かったんじゃないか?』

(空白)

嗚呼!また思考解路
            (考え)(解ける)(道)
いたずらニ掻き乱してルんだい?
(意味もなく)
ほら "君は誰だ?" 淡々と、
  (殺害対象&謎の言葉の主&自分自身)
ララ 祈る理由なんて、在るのでしょうか? 幻実

もし、世界の人々が選別されるような世界があったとしたら?
『僕らはこんな風に多くのモノ達を、自分を殺す様なことにはならなかったんじゃないか?』
―(気付き)
ああもう!僕はなんでまた余計な事
考えているんだ?
そら、そこに居るのは誰だい?なんて取り繕うとするけど、
考えてしまう。この酷い現実に対して、希望を待つ理由なんてあるのでしょうか?

Q.世界中を単純化スル
イミテイション 在ったのなら?
『君が泣いてる景色を
 僕は見る事た無かった?』

もしかして、世界中の人々の思想を統一できたなら、
『君が泣いてるその瞬間を、僕は見ずに済んだ……?』

Q.世界中を単純化スル
イミテイション 在ったのなら?
『君が泣いて居る景色を
 僕は見る事た無かったのかな』

なんてこった!叫んデも
(感嘆、驚き)     (大声をあげて)
僕痛いダけ?笑っちゃうな
(場違いで見るに堪えない様)(あまりにひどい)
ほら裂いて、咲いて、淡々と、
『失う事た無かったんじゃないか?』

やってしまった! 突然の事に思わず大声あげてしまったけど、この状況でそんな声出したらあまりに痛々しくて自分でも呆れてしまうよ。
さあ気を取り直して目の前のモノを裂いて血の花を咲かそう、
そう思った瞬間によぎるあの言葉。
『殺す事は無かったんじゃないか?』

今理解したんだ
やさしい世界に憧れたのは
感情を淘汰する
術なんて亡かった僕だったんだ
嗚呼!なんて希薄だ

                     (意欲が弱い)
祈りつづける理由なんてもう、
わかってしまった僕だ

今、やっとわかったんだ
争いのない世界に憧れたのは
感情を捨て去る
方法なんてとうに失っていた僕自身だったんだ
ああもう!なんて意思の弱さだ
希望を抱き続ける理由なんてとっくに、
わかってしまった。僕自身にあるんだ

理論越しに 叩きつけて
掻き乱して 粗末ですと
失うもの 君のうたを
繰り返して 誰のために?

感情的に 持ってるものを叩きつけて
頭を掻きむしり、 なんてくだらない事をしたんだと後悔して
死んでしまうモノ達は 君の想いを
何度も伝えてくる。 一体、誰の為に?

アイスルモノヨ ウタヲアツメテ
アイスルモノヨ ウタヲアツメテ


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