口語句集 しゃべり言葉の作品と解説 ③ 〜エッセイ〜
俳句にご興味のあるnoteのみなさまに俳句の様々なことについてご紹介していく記事です
口語句集
しゃべり言葉の作品と解説 ③
今回も下記の口語句集から、
作品5句と、その季語、句の意味をごく短く記してご紹介したいと思います。
ふだんしゃべるような言葉でつくった句になります。
俳句の自句自解に対しては様々な見解があるようですが個人的な考えで行うことにします。
よろしければ楽しんでいってください
口語句集『花見』
〜しゃべり言葉の作品集〜 より
沿いあるく波打ちぎわは秋でした
季語∶秋(三秋)
【句意】
海水浴シーズンも過ぎてしずかな浜、一人散歩をしていると波音がひときわ身にしみてきてたしかに秋が来ているのだなぁ
季節またかわりゆきます赤とんぼ
季語∶赤とんぼ(三秋)
【句意】
いつも歩く道の空に赤とんぼを見つけた、吹く風も日々刻々と秋めいてきて、夏から秋へまた季節がめぐっていくことだ
伝統がすすみ行きます阿波おどり
季語∶おどり(初秋)
【句意】
約400年の歴史を持つ徳島の阿波おどり、どの人もみな伝統そのものとなって前へ前へと踊り行くことだよ
盆の月この地もわるくありません
季語∶盆の月(初秋)
【句意】
今年もお盆の時期が来た、夜空にかかる月を見あげながら一人思う、生まれた土地もこの世もそう悪いものではないですよ
いつか又出かけましょうか遠花火
季語∶遠花火(初秋)
【句意】
地元の花火大会、遠空に小さくひらく花火を眺めながらあなたが言う、いつかまた会場まで見にでかけてみましょうか
▽前回までの作品と解説▽
不定期になりますが、第4回、第5回と順次投稿していければと考えています。
よろしければまたご覧になってみてください。
いつも
ご覧いただき
ありがとうございます
写真素材∶photo AC 様
*試験的な取り組みをまとめた記事です
*至らない点、十分に書きつくせていない部分もあると思いますがご容赦ください
*俳句については個人、団体によって様々な考え方や見解があります
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