くさびや日記002 -事が動いた瞬間-

前回の「瞬間」から約一ヶ月。
2020年、師走。コロナコロナで振り回された一年が終わるちょっと前。

近所にあり、よく通っていたカフェ＆古着屋のマメトラさんが閉店するというお知らせを目にした。

Mametraより 閉店のお知らせ pic.twitter.com/kHFZSMWVTA

— MameUsed (@mameused) December 25, 2020

直近でお店に行った時には、そんな素振りは微塵も感じなかっただけに、突然のお知らせにとても残念な気持ちになる。

（コロナのせいなのかな、と想像していたが、後々お話をお伺いしたところ店主のお二方の思いの元での閉店だったようです。このあたりの詳しいお話は、今度改めてお伺い出来ればと勝手に思っております。）

そしてその次の瞬間、「人生を変えるツイート」を目にする。
決して大げさな表現ではない。

Mametra店舗を引き継いで下さる方 募集 pic.twitter.com/To1McTfPX8

— MameUsed (@mameused) December 25, 2020

このツイートが流れたのが、12月25日20時10分。

そして勢いのまま、お店のアカウントにDMを送る。送信時間は20時22分。

12分で何を思い何を考えたのか。初期衝動とはこの事か。
聖蹟初期衝動。

ここから、マメトラ店主のYさんとのやり取りが始まる。
正式に返事は年明けになるとの旨のお返事を年内に頂き、僕はテンションが上ずったまま越年する。

とにかく、勢いのままにDMをしてしまった。
しかし、その文面に嘘は無い。人が集まる場所が無くなってしまうのがどうしても寂しくて仕方がなかった。コロナ禍においても、マメトラさんに行けば、名前を知らなくても人がいたし、川沿いのロケーションと美味しいランチで心を落ち着かせることが出来た。近所のオアシスを消したくなかった。

にしても、自分でやるって？！ふんわりと店を持ちたいと思ってはいたものの、飲食はもちろんやったことないし、家賃も2倍になるし、会社設立の翌月からコロナ禍に突入するという引きの悪さを持ち合わせてる俺に何が出来るのか。

しかし、心に響いたのは、やつの言葉だった。
「2年か、長くて3年じゃない。時間がもったいないよ」（前回をご参照）

2年？3年？
いやいや。半年後にやりますよ！

つづく。