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Packaging-Inclusion Vol.1「つながる」展示作品#004 【BOTTLING POUCH】TOMOYA SASAKI

こんにちは。クルツジャパンのタナカです。現在、GOOD DESIGN MARUNOUCHIにてパッケージの未来と可能性を探るエキシビション『Packaging-Inclusion Vol.1「つながる」』を開催中です。今日は、佐々木智也さんの展示作品【BOTTLING POUCH】についてご紹介します。

【BOTTLING POUCH】 作り手と消費者をつなげ、食卓を彩るパウチボトル

予てからパウチに対する興味があり『強いパウチ愛💛』をお持ちの佐々木さん。普段のお仕事ではブランディングやパッケージデザインだけでなく、男性向け化粧品ブランドを立ち上げ、DtoC(ダイレクトtoコンシューマー)のビジネスも手掛けられています。デザインとして新しいモノを作ることや、モノを流通させることにも携わっている佐々木さんだからこそ、「パウチをボトル化する」というアイデアが浮かんだのではないでしょうか。パッケージとしてデザイン性に優れていて、ボトルとして食卓に置いてもいいもの。eコマースなどで商品を売りたい個人の方などへの新しい『包むモノ』の提案、それがBOTTLING POUCHです。

パウチは詰め替えや保存用として、家の中でも棚などに収納してしまうものとして捉えられがち。また輸送コストや環境負荷が低いのに、あまり日の目を見ていない、と感じていた佐々木さん。


「個人や小さい組織がモノづくりをして直接売るというケースが増えてきてるなか、販売する際に困るのが、売るときの容器や包装をどうするかだと思います。その際のパッケージとしてデザイン性も優れていて、さらに作り手が自分の思いも詰められるプラットフォームを考えた。」と、今回の作品について語る。

封緘シールには、透明のセキュリティ箔が転写されています。さらにはQRコードが印刷されています。(ただの飾りじゃない!)QRコードをスキャンすると、製品詳細ページへ飛び、生産者の顔を見ることができたり、いつどこで製造されたのか、また流通のトラッキングなどが可能。BOTTLING POUCHは、いい商品を作った方がその商品を世の中に送り出せる流通プラットフォームの提案でもあるんです。また海外に輸出したい!となった場合でも、セキュリティ箔で偽造防止対策が施されているので、安全性を担保しブランドを維持することもできます。

展示品のBOTTLING POUCHはプロトタイプなので、量産には設計上の工夫に時間が必要そうですが、近い将来こんなパウチボトル、あったらいいな😊


本展覧会は、2022年5月29日(日)まで開催しております。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
PACKAGING INCLUSION パッケージング・インクルージョン Vol.1「つながる」 (packaging-inclusion.com)

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Photo : Daisuke Ohki

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