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ようこそ!クルツの箔押し体験へ

こんにちは。クルツジャパンのタナカです。
今回で3度目となります、京都芸術大学プロダクトデザイン学科の学生さんへの箔にまつわるお話&箔押し体験。
普段、学生さんと会ったりお話しするチャンスはなかなかないので、貴重な機会をいただけありがたい限りです😊

箔にまつわるお話@京都芸術大学

プロダクトデザイン学科でパッケージについて学ぶ齊藤先生の授業の一コマをいただき、箔押しについてお話をしました。

まずは興味を持ってもらわねば!ということで、日常生活で絶対目にしているであろう身近な箔押しを紹介。
チョコレートや化粧品のパッケージ、お酒のラベル、書籍などに使われている金・銀、カラーメタリック箔でデザインされた実物商品と実際に使われたクルツ箔を見てもらいました。知っている商品だとグッと興味が湧きますね!「これも箔なんだぁ」と驚きの反応も見られました。

また、ホログラム箔が使われているもので一番身近なのはお札💰。カラーコピーでは見た目のキラキラ感を再現することができないので、紙幣やクレジットカード、パスポートなどの偽造防止対策として使われています。そして、そのセキュリティホログラムの一部の技術を使った【平面なのに立体的に見える特殊ホログラム】も見てもらいました。
こちらがその中のひとつのサンプル。ホログラムの部分は透明でシール状になっているので、みんな思い思いに球状のデザインの上に貼っていました。

立体的に見える透明ホログラム箔(このサンプルはシールになっています)
印刷のみの場合はこんな感じ。

立体的に見える特殊ホログラム箔で、ビー玉特有のガラスの球体っぽい見た目を表現できます。

少し掘り下げて、転写箔がどんなふうにできているのか、どうやってパッケージなどをキラキラさせているのかの加工方法について、スライド説明に加え動画や実物を用いて理解を深めてもらいました。

実際に転写箔を手にするのは、みなさん初めてで興味津々。

箔にまつわるお話終了後、アンケートではたくさんの感想やご意見をいただきました。👇一部ご紹介。

「箔で装飾されることによって高級感や質感が変化するので、箔を使用することで自分のプロダクトの雰囲気や世界観をパッケージで表現することもできると思いました。そのためにもこういった箔や印刷技術といった知識を知っておく必要があると思いました。」

「引き寄せるキラキラした箔押しはこの世の中のパッケージに必要だなと改めて感じました。 最近、脱プラを目指しているのが今の時代ですが、私も脱プラのためにプロダクトを考えたり、議論したりするのですが、大切なことだけどやはり、デザインにおいてなくてはならない存在だと実感しました。少しキラキラと見えるだけで印象が変わるのはもちろん、デザイナーのこだわりというのが見えてステキだと感じました。」

学生ならではのピュアな感性やコメントがとても新鮮で、私自身初心に立ち返り、次の箔にまつわるお話の改善などにつなげていきたいなと思います。


箔押し体験@クルツジャパン(大阪)

今回は、7名の希望学生たちが、最終課題のパッケージを箔でデコレーションするために箔押し体験に来てくれました。

事前に箔版のデザインデータを入稿してもらい、下準備もバッチリ👍

簡易的な箔押し(ホットスタンプ)ができる機械がクルツジャパンのデモ室にあります。そして棚にはたくさんの色や柄のサンプル転写箔があります。「どの色が合うかなぁ~、どのホログラム柄にしようかなぁ~」とすごく迷うのではないかと予想していましたが、プロダクトとパッケージのコンセプトが明確にあって、イメージが決まっている学生さんがほとんどでした。

みんな自分たちでホットスタンプをして、転写箔を剥がす時には「かわいい~~~✨✨✨」を連発😊。自身でデザインした絵柄が、自分のイメージ通りのキラキラ表現になってます。転写箔メーカーで仕事する私にとっては、この瞬間に立ち会えることが、とっても嬉しい時間です。

ここですべての作品を紹介することはできませんが、かなり細部まで作りこんでいた学生さんの作品(珈琲豆☕パッケージ)の制作の様子です。日も暮れてきましたが、集中して頑張っています✌

たくさんあるゴールド色から二択→最終決定へ


後日、学生さんたちは最終課題も無事に終えられたとの一報があり一安心💛

学生さんの最終課題で展示されたもの



貴重なお時間をありがとうございました!


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