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僕とデーヴァの1ヶ月

【この記事を読む前の注意事項】

本記事の執筆者は特に強豪プレイヤーというわけではなく、ショップ大会を何回か優勝したり、たまたまCSで数回入賞してるくらいの中堅くらいのプレイヤーです。(公式大型大会では未だ入賞0)
構築面や戦術面はもっと上手いプレイヤーを参考にするのがオススメです。(どうしても気になる人はお布施程度の有料記事に最終的なレシピ書きます)
まあガーンデーヴァは間も無く規制されると思うけど

自己紹介

はじめましての人ははじめまして。知ってる人はいつもおおきに。九龍拓実です。

今から記事でガーンデーヴァ(以下デーヴァ)をちほうかっぷ徳島までの1ヶ月で使って感じた事を書いていくのですが、「お前如きがデーヴァの何がわかるんじゃい」と言う声が聞こえてきそうなので、軽く自己紹介。

・名前は九龍拓実
・主に大阪でふよふよ遊んでる系のプレイヤー
・TCGチーム「ALCA-WEST」のリーダー
・CSの主催経験アリ(現在は休止中)
・名ばかりのプロの肩書きはあるだけの中堅プレイヤー

事の始まり

まず自分がデーヴァを作ろうとしたのは、ちほうかっぷ徳島の1ヶ月前、8月18日のことです。
カードの整理をしている時に手持ちの財産的にそこまでお金をかけずにデーヴァが組めると言うことに気づき、日本橋でカードを足りない分を買い集めました。
(多分5000円も使ってないと思います)

その日のうちに、フリー対戦やリモートで使ってみると、回し方がまだおぼつかない中でも不思議と感触が良かったんですね。

せっかく組んでみたんだし、これで調整かけてちほうかっぷこれで出るか。ってのが事のあらましです。

構築の変移

ひとまず、使えそうなパーツを一通り4枚ずつ買って、直近の大会の入賞レシピを自分なりに咀嚼してから纏めたものがこれ。

レアリティや柄もぐちゃぐちゃ。寄せ集め感すごい。

ここから枚数の足し算引き算で調整をかけていきました。

デッキタイトル適当すぎやろ。プププランドの住人か?

ver.2のタイミングで形代を採用し始めました。大会で当たった人に採用メリットを聞いて強いと感じたからですね。我ながら単純。

バージョンアップする度に「デ」が増えるシステム

ここでブラキオフォースを4投して、ボルトブレイマー君がいなくなっちゃいました。
僕自身は強そうと思ってましたが、周りの不評っぷりがエグかったので……規制後に帰ってきてもらいましょう。
結論としてブラキオフォースくん鬼強かったです。最終的にはこのレシピをベースに大会用に整えるようになりました。

調整中の戦績

このままぶっつけ本番と言うのは流石にチャレンジャーなので、大阪日本橋の平日でショップ大会が集まっている水曜日に絞り、大会まで欠かさず参加しました。(筆者は基本土日仕事なので)
以下はその簡単な記録です。

第一週(8/23)
1店舗目 参加者4名
2-0(優勝)
2店舗目 参加者4名
1-1

2店舗目の負けは、デーヴァがどうこうと言うより、僕が相手の山姥デッキをあまり知らずに押し切られたと言う形で負けました。

第二週(8/30)
1店舗目 参加者9名
4-0(優勝)
2店舗目 参加者8名
2-1

また2店舗目で負け。しかも徳島で組むチームメイトでした。しかもまた刀剣乱舞系。

第三週(9/6)
1店舗目 参加者13名
1-2(不戦勝なので実質0-2)
2店舗目 参加者12名
2-1

多分この日が1番ダメダメで、1店舗目でルールミスやらかしてからは動揺しまくって次戦にも引き摺りました。2店舗目も勝ち越したもののピリッとせずって感じでした。周りからデッキ選択の見直しを提言されたんですが、何とか脳内で仕切り直しとプレイングの脳内アップデートを短期間ですることにしました。

第四週(9/13)
1店舗目 参加者12名
3-0(優勝)
2店舗目 参加者4名
1-1

人間やろうと思えば何とかなるんやなって()
前週のミスも含めて、何とか形になるレベルで調整が完了しました。やったね。

四週合計(不戦勝除く)
15-5 勝率75%

自分で言っちゃあれですが、たった1ヶ月でこれだけ勝てるのはすげーなと。
やっぱり環境TOPのカードパワーってのを痛感させられましたね。

回してて気づいたこと

この記事の1番書きたかったのはここです。
ここを書くためだけに、記事を執筆してます。
環境TOPのデーヴァはもちろんデッキパワーで圧殺することは可能かもしれません。しかし、調整中に気付かされることが多く、すごく為になったのが多かったので、それをまとめたいと思います。

①デーヴァでもあかん時はあかん
デーヴァは何度も記述してるように環境TOP級の力を有しており、プレイングが単純かつ多少雑になっても、どうにかなってしまう時もあります。しかし、『相手のデッキが速すぎる』『ガンガン引いても完全ガード等の守り札が欲しい時に全く引けなかった』『最善のプレイングをしてても唯一の負け筋を引かれる』と、どうしようもない所で負けてしまう事が大会やフリーでよく起こりました。
「普段から起こるんだから、何を今更……」なんて言えばそれまでですが、デーヴァほどのデッキを詰めていくと負ける理由がこの辺しか無くなってくるんですよね。それほど、このデッキタイプの完成されているって事なんですかね。

②3ターン目がかなり重要
これは回して初めて気づいたのですが、デーヴァは3ターン目の守りが極端に薄いんですよね。おそらく、デッキの性質上で手札を整えるのに時間を有するんだろうなと言う個人見解です。(逆にここを超えると一気に手札が整う)

③駆け引きよりも要求値
カードゲームはどんなタイトルでも、手札に何を持っているかとか山の残り具合とかを予測しながら進める『駆け引き』を楽しむゲームだと僕自身考えていました。

もちろんヴァンガードにおいても、ドライブの内容や公開領域からガード値等を推測したり、山の残り枚数からLO狙いに切り替えたりと読み合いの要素があり、自分は少なからずそこに自信がありました。

しかし、デーヴァはそれよりも、相手の要求値をガンガン上げていく事が求められました。(これは個人の見解です)ガード値を5000でも多く、相手に圧力をかけていくのがこのデッキの強さだからだと思っています。

この3つは当たり前のことかもしれませんが、デーヴァを握る事で再認識、また別の視点を与えられた非常に貴重な経験でした。
この経験は今後に活かせれるかもしれない!(ウ○娘風)

ちほうかっぷ当日

そして9月17日。
チーム「曼珠沙華」(チムメンが命名、なんて読むかわからん)の面々は、このちほうかっぷに並々ならぬ熱量を持って徳島の地に乗り込みました。

理由としてはチーム数32チームと他大会と比べると比較的少なく、【予選3回チームで勝てばベスト8と決勝トーナメントが確定する】という好条件が揃っている事でした。ライド選抜面でも。ちほうかっぷは普段出てこないデッキが突然出てきて全勝者枠を掻っ攫う「紛れ」が起こることが度々見受けられ、チャンスがあると感じていたからです。

更に僕がリーダーを務めるTCGチーム「ALCA-WEST」はデラックス1st seasonにメンバーが
・東京WGPベスト16
・大阪WGPベスト8とベスト16
と入賞しており、僕を含め「曼珠沙華」の3人はそれを歯痒い気持ちで見ていたんですね。

「次は俺たちが」と意気込む我々3人は、持ち込んだデッキも【先鋒 修行道具(太刀)】、【中堅 ミネルヴァ】、そして僕の【大将 デーヴァ】としっかり全勝を狙いつつ、ライドライン選抜でもミネルヴァと修行道具でワンチャン上がれるかな?という、ガチガチの編成で挑みました。

1戦目
タランデゥス 後○ チーム○

序盤はタランデゥスの高火力に押されつつ、手札の守り札はしっかり抱えられていたこともあり、ロングゲームへ持ち込んだ後に、ふと相手のデッキ枚数を確認するとLO勝負になると判断。その判断が功を奏し、LO勝ちでチームに1勝をもたらしました。

2戦目
ウィリスタ 先● チーム●

デーヴァと同じく環境TOPに位置するウィリスタとのマッチアップ。先手を取り最初の手札も良さげで、3ターン目には【襲獲祭】での複数ドローも絡ませ、優勢か……と思いきや、守護者が全く引き込めず(前項の①の部分)、押し切られてしまい敗戦。

横も2人とも負けてしまい3タテを喰らいました……

3戦目
バスティオンアコード 後○ チーム○

まだ諦める訳にはいかない3戦目。
新たなる装いで、デーヴァ対面にも戦えるアコードとの対戦。先攻を取られてしまい、厳しい戦いになると思われていました。

しかし、相手のダメージゾーンとドロップにどんどんとバスティオン名称のカードたちが落ちていき、先攻4ターン目。本来なら【グランドールエッジ・ドラゴン】をスタンドさせてドライブ可能にしてのアタックに移る所を、バスティオンを持ってこれずに詰めきれず。

返しのターンにその隙を逃さずに仕留めきり、個人2勝目を決めた。

その後、時間ギリギリまで凌いだ先鋒の捲り勝ちでチームでの勝ち越しも決まり、後は決勝進出チーム発表を待つことに。

余談
この3戦目に当たった相手チームのプレマ構成が秀逸だったので、思わず写真を撮らせていただきました。相手チームの方もこれがやりたいためだけに買ったのこと……ふざける時も全力なのお兄さんめっちゃ好きやで。

汎用性もネタ性能も高すぎやろ。

そして進出チーム発表

あらかじめ、何チームか全勝の構成を聞いていたものの、最後まで諦めきれずに待っていた「曼珠沙華」に届いた知らせは

予選敗退

なんと全勝チームに、同じデッキタイプが1人ずつ入っており、見事に全被り。

オポ基準だと8位

何と予選16位という扱いでのフィナーレを迎えてしまいました。2戦目の敗北がしっかりと効いてしまった結果です。

とことん決勝卓に縁がない僕らですが、それでも対戦の中で大きなプレミもなく、後悔がない大会だったんじゃ無いんかなと思います。
いや悔しいけどね!?

大阪WGPも11月にある、同じメンツで戦う予定なので、ここでリベンジを果たそうと誓い合いましたとさ。
まあデーヴァは(おそらく)使えないけどね!

最後に

はじめてデーヴァを握ってから丸1ヶ月(記事を書いてる時に気づいたんだけど8/18-9/17のぴったり31日間なの腰抜かしたよね)。最初はやられていたのもあって、回すことないんやろなと思ってたデッキが1ヶ月間向き合う事で、意外と手に馴染んだり、ヴァンガードの知らなかった面を知る事ができ、こいつの事を好きになった様な気がします。

もう少し早く出会えていればとは思ったんですけど、多分この出会い方が僕らのベストなんじゃないかなとも思います。

おそらく次の戦略発表会で弱体化は余儀なくされると思うけど、リペアなどに挑戦して、まだしばらく使うと思うので、もうちょっとの間よろしくお願いしようと思っています。

それではみなさん。また僕の気が向いた時に記事でお会いしましょう

終わり
以下最終構築+プレイング部分で気をつけた箇所をまとめた有料部分。プレイングも構築も中堅クラスで参考になる人が少ない上に間も無く規制なので、お布施感覚の値段設定です。

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