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『その人、
 その人は、時空を超えた感覚の持ち主───

未来の空間を体感している、そしてその未来を、体現して、創っていく。まるで未来に生きている人。
その人を訪ねてきた人たちや関わりを持った人たちは、その人を通して、その人の言葉で、それぞれの未来を体感し、そこを目指し始める。

それぞれの人からその未来を見ると、それはとんでもない世界。普通では、尻込みするような世界。そんなこと、できるのかと思ってしまう世界。

しかし、その人を訪ねてきた人たちは、自然体でそこを目指し始め、その高みへ上り詰め、さらにその先を目指していく。

横で見ていると、いったい何が起きたのか、わからない。映画や小説の中のような出来事を、日常で普通に起こしてしまっている。

ー中略ー

人の人生に感動を創り出すその”心の業”にかかれば、どんな人も心に旋律が生まれ、やがて自らの音を創り出すことのできる人間が誕生する。
そうしていつしか一人ひとりをその人生の表現者にしてしまう。

その人はここにいるのに、いない。
いないのに、いる。

やはり時空を超えて、”在るがまま”にいつもどこかずっと先に生きている存在・・・・・

その”何か”をなにと言えないが、間違いなく自分の中に感じられている、その在り方=イズム。

その”生き様”そのものから生まれ出る言葉が、いつの間にか浸透し、一人ひとりの潜在意識の中に存在してしまう、ということなのかもしれない』


この文章は、
『久瑠あさ美のイキザマ革命(国書刊行会』
第1幕 その人と・・・
に書かれている、マインド塾研究生 中本守彦さんの言葉です。

その人=久瑠先生と出会い、深く関わりを持ったことがある人がみな感じているであろう果てしのない感覚が言語化されています。

また、先生の元を訪れてくる方と先生との間に起きている”何か”を、このような言葉で表現されています。

『例えば、ある人の心の音が、少しぶつ切りで不安定だったとすると、その音を変えろとは言わない、そのままでいいという。
その音をまずちゃんと聴きなさい、というところから始まる。

すると知らないうちに、とても低いところで優しく包み込むような音がしている。
こちらの不安定な音を知らないうちに支えてくれているかのように、気がつくと今度は少し高いところでも新たな音が生まれている。
その音はとても心地よく、こちらが出す音を引き立たせてくれる。

知らないうちに、不安定でぶつ切りだった素音が、この重層的に寄り添ってくれる和音によって、自然にいつの間にか、しなやかに流れるような旋律となっていく。

こちらが同じ音を出していても、その音と音とが響き合い、全く別の音に感じられる。
いつしか自信にあふれた音になっている。楽しくてとても心地よい。
気がつくと、どんな音もその音自身で、奏でられるようになっていく。

そして、自由に響きわたり、いつしか他の音と重奏を始めている。他の音に勇気、希望を与え始めている。

その人のその生き様が、多くの人の潜在的な生き様に共鳴して、まるでオーケストラの指揮者のように、心の和音を重層的に響かせることで、多くの人の心の視点を引き上げていく、アーティストなのかもしれない』


そう、まさに、これが私自身にも起きたのです。

先生と出会った頃の私は、ギシギシときしみながら、なんとか音を絞り出している楽器のように不自然で、自分の音を聴いていない、聴きたいとも思えていない状態でした。

本当はこんな風になりたかったわけではない、自分の音がとても嫌い、だけど今更止めることもできない・・・

止めたところで他に自分ができること、想いを込めて何かをしたいと思えることも「これ」と言って見つからず、身動きが取れなくなっていました。

一寸先にも光を見つけられないような私でしたが、祈るような気持ちで先生のトレーニングに飛び込みました。

あれから、今日まで──。
与えていただいたのは言葉だけではありません。

目には見えない大切なもの、
生きる希望とか人生が面白くなったとかそういうことはもちろんですが、何と言えばいいのでしょうか・・・
私がいた世界に、音が、溢れ始めたのです。

目に映る世界が、命が吹き込まれたように色鮮やかに、まるでベールの向こうに隠されていた世界に初めて出会えたような・・・

”心が動く”って、すごいことなんだ・・。

パワーが枯渇していき、虚無感がどんどんと膨らんできていた私に、
「未来、やりたいことが溢れて、寿命が足りない!くらいになれたらいいですね」
先生から、そう言っていただいていた未来が、すでに今ここに”ある”のです。

しかし、私が驚いているのは、自分の感覚が劇的に変化したことだけではありません。
自分の子供達3人が、それぞれに驚くような成長を始めたこと。そして家族全体を包んでいる空気感が、一変し始めたこと・・・。
身近な人間の確かな変化を目の当たりにしたことが、何よりの確信につながりました。

これは自分が、他者が、人間が、本当の意味で変化を起こしていくことができる法則─。
それが【マインドの法則】なのだと改めて感じたのです。

人って、本当に変わるんだ、、、、。
この紛れもない事実が、深い感動と眩しい希望を与えてくれました。
人が変化し、小さな自分から脱皮していく姿は軽やかで、勇ましく、美しい。
その姿から、何が、人にとって本当に必要なものなのかを教えてもらっているような気がします。

久瑠先生は、著書の中でこのように書かれています。

「人は、自分自身のことさえよく見えていません。だからその"自分"を知ることから始めること」

「この世界で、自分以上に大切なものはないのです」

「自分にできないことは、他者にもできるはずがないのだから」

「世界を知っている人よりも、自分を知っている人の方がはるかに強いんです」

トレーニングを重ねるほど、先生の言葉は本当だったと身に沁みてくるのです。

・・・

人生が劇的に変わる【マインドの法則】を体系化された先生の言葉たちは、頭で理解しようとしても、その真意を感じ取ることはできません。

しかし、心を使って、その響きを全身で受け取ろうとすると、湖に美しい雫が落ちてきたかのように波紋が生まれ、自分いっぱいに広がっていく旋律です。

【マインドの法則】と出会った人たちは、本来の生命力を取り戻し、堂々と太陽の光を浴びて自らを押し上げていく。

その連鎖が次々と起こる様は、人には心が、あるのだということ。
そしてその心のパワーは、計り知れないエネルギー源なのだということを何度でも教えてくれます。

私が何より感動したのは、その人自らが、自分で自分の心を動かして前に進んでいく逞しさです。

「あなたのエネルギーで相手がなんとか動けているのだとすれば、あなたが働きかけをやめたら相手は止まってしまいます。
本人が自ら “そうしたい” と思う力ほど大きなものはありません。潜在意識の力ってすごいんです」

この言葉は、私自身が仕事として、相談にこられた方のセッションをしていることを話した際に、先生からいただいた言葉です。

当時の私は、どうやら私の力技で相手を動かしていたにすぎなかったようです。
そして、それは相手にとって本当の「ベスト」ではなかったと、気づくきっかけになってくれたように思います。

相手の中に希望が生まれ、その人自らが希望に手を伸ばしたくなってしまう。気づいたらその一歩がすでに出ていて、いつの間にか走りだしている・・・。
それがどんなに素晴らしいことか、すごいことだったのか、私は知りませんでした。

あちこちで頭に入れてきた情報の中には、全くなかった別次元。

自分の知っている知識の枠を超えた、遥か向こう側にその世界はあったのです。



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