自分史15、盲学校高等部普通科・その1
90年4月、私は盲学校デビューした😉
目は進行性の病気、
障害者手帳をゲット、
家を離れて寮生活、
盲学校という未知の世界💓
15歳女子には
お腹いっぱいのスタートだよね😉
入学式の朝、6時半頃だったかな
家を出る時、
「今日はここには帰って来ないんだな」って思って
早朝の肌寒い空気を感じながら
家を振り返って見たのを覚えている🏠
盲学校に着いて受付。
1年2組、男子4人、女子5人の9人クラス。
入学式が始まった💓
盲学校は、幼稚部から高等部までが
一つの校舎に入っていて、
あの頃の入学式は、全学部一緒だった。
なので、全体的にざわついたというか
静かになることはない式で、
入試の時のような独特なゆるさの中、
ゆるゆるざわざわ式が進んで行った😊
忘れられないのが、小学部の担任発表❗️
「🟡年🟢組、🟠🟠先生」と担任が明らかになると
小学生たちは、
「イェーイ」と歓声をあげたり
「えー❗️」とブーイングしたりと
かなり自由🤣
喜ばれた先生はいいけど、
保護者もいる中、がっかりされた先生は
居た堪れないだろうなと思いつつ
笑った🤣
式が終わって軽くホームルームをやって
解散😉
衝撃的なことは、その後起こった💓
母と昇降口で靴をはき替えていると、突然
「あんた誰❓」と声をかけられた💓
たぶん先輩であろう彼女は
私をガン見している💓
私は、ちょっとビビりながら名乗った。
すると、名前など興味なさそうに
「猿、いじめてもいい❓」と、
思いもよらない質問をしてきた😲
意表を突かれた15歳のあきよは、
一瞬考えたけど
「・・・ダメだと思う❗️」と答えた。
すると彼女は体を前後に揺すり出し、
そのまま横っ飛びして
その場からいなくなってしまった😲
母と顔を見合わせて苦笑い😅
事情がよく分かっていなかったんだけど、
どうも、目と別の何かの障害を併せ持っている人も
少なからずいて、
面接の時、泣きながら出てきた彼女もそうだし、
この、「猿いじめてもいい❔」の先輩もそうだし、
この、何とも言えない独特なゆるさも
そんな多様性豊かな場所ならではのことだったのね😉
ちょっとビビったけど、
ちょっとワクワクした💓
これから何が始まるんだろって😉
午後は、寮で部屋担任の職員と顔合わせしたり、
荷物を片付けたりしたんだったかな😉
はっきり覚えているのは、親たちが帰る時❗️
玄関まで送って行きつつ
不安で涙を堪えた😣
絶対に泣かないって、めっちゃ我慢して
笑顔で手を振った👋
後で聞いた話だけど、
母は私に背中を向けた瞬間、泣いていて、
帰りの車中もしばらく泣いていたと😭
父が容赦なく帰路を爆走したそうで🚙
その時の話は後に何度も聞いた😉
あの頃は、土曜に半日授業があって、
土曜の午後、寮は兵舎となり、週に一度帰省することになっていた🚃
初めての帰省の日、母が迎えに来てくれた。
早めに着いて寮で待っていてくれた母。
どんな様子で帰ってくるか心配して校舎の方を見ていたらしい💓
が、あきよはクラスメイトと和気藹々✨
ちょー楽しそうに寮に帰ってきて
もう、だいぶ長いこと居座っているくらいな感じに馴染んでいたようで、
そんな姿を見て、母はやっと安心したとのことだった😌
つづく✏️
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