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仕事をしている自分と、家の自分。 ひとりの自分と誰かの自分。 どれも自分で、どれも守りたい。 そしてやっと、どれも見せたいと思い始めた。 2つの軸でnoteをやろうかな、と思っていたけれど、ひとつに軸を置いて、でもどんなわたしも見せていく、そういう言葉を書いていこうと思います。 よろしければ、こちらのnoteのフォローをお願いします😌

    • リアルとはなにか分からないけれど

      ここ最近はすらすらと言葉がでてきて、”スキ”をされるたびに、言葉が誰かに届いているのだと嬉しかった。 そんな日々の中で、わたしにとって、やっぱり旅をすることがかけがえのないものだということは、もう確信に近いかたちで分かってきている。旅のことをもっと中心に、自分のきもちを言葉で綴るために新しいnoteをはじめた。実名で、もっとリアルに発信していきたい。なにがリアルなのかは分からないんだけど、ね。どちらも、いつでもリアルなのだと思うけれど。 もし、わたしのもう少し奥まで踏み込

      • 心にいつもお守りを

        自分の人生を今の心でもう一度やり直したいか。 ブラッシュアップライフを見ながら誰もが考えるのではないだろうか。もし、やり直せたならたくさんの後悔を解決できるのかもしれない、と思うとそんな人生に少し興味も湧く。 でもきっと、後悔は悪いことではない。後悔のない人生などあるのだろうか。選択肢はいつも無限にあって、その中でたったひとつしか選べないとするならば、後悔があることなど当たり前のことのように思う。 してしまった後悔も、しなかった後悔もどちらも。しない後悔よりする後悔とは

        • 紙一重のあいだで

          500mlの点滴がポツン、ポツンと焦ったいほどゆっくり落ちていくのを眺めながら、わたしは何を考えていたのか思い出せない。換気のために開けていた窓が近くにあったから寒くて、でもお腹は痛くて、血管が細いからとなかなかうまくいかず何度か刺し直された左腕はじーんと痛んだ。 救急にひっきりなしにかかってくる電話。時々お医者さんが「コンビニじゃねーのにな。」と愚痴をこぼしていて、わたしも我慢するべきだったかと自己嫌悪に陥った。でもお腹はやっぱり痛かった。 虫垂炎の疑いがあったけれど結

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          会えなくても、もう大丈夫

          外国に暮らすあの子から、結婚式に来られなくなってしまった、と連絡があった。わたしと彼女の人生のタイミングが今回は合わなかった、みたいだった。今、あなたがそこにいるべきだということを十分に理解したよ。だから、大丈夫だと思った。会えなくても大丈夫。そう率直に思った。彼女を思うだけで、わたしは勇気をいつももらっている。今日は、あなたに向けて、あの子に向けて、文章を書くことにする。 0から切り拓いていく人だった。彼女がもっているまっすぐとした芯の強さに、わたしは入学式のあの日にすで

          会えなくても、もう大丈夫

          あのころもらって嬉しかったもの

          電車の内ドアに貼ってある広告。右側には大きく「人生が変わる。」という文言のもと、不動産投資のハウツーが書いてある本の広告が口コミとともに載っていた。左側には転職の案内が。ついでに目線をぐるっと車内にやると、どれもこれも、人生を変えようと唱えるものばかりだった。 今が最高かもしれないのに。変わっていくことと、変わらないこと、そのどちらも大切にできるようにしたい。 会社からの帰り道。東京駅で小さな友達のプレゼントを選んでいた。小学生のころ、なにをもらったら嬉しかったっけなあと

          あのころもらって嬉しかったもの

          寒い夜に思い出す記憶

          去年の春、もう桜が散りかけた頃、親友14年目のあの子と真鶴に遊びに行った。そこは温かい、がたくさんある街だった。そういう場所は、これまでもたくさん見てきたけれど、真鶴はどこよりもその温かさが途絶えないように"守られている"と感じる場所だった。誰かがちょっと頑張って、その街が守られている。そういう工夫がたくさんある場所だった。きっと放って置いたら危ないということが分かるから、みんなが守ることを繋いでいた。ぎりぎりのところで、でもずっとこれからもきっと守られていくことが伝わってき

          寒い夜に思い出す記憶

          若いってなんだ

          朝6時の新宿の街は、異臭が漂った。ごみ収集車が至るところにいて、居酒屋のごみを回収して回っている。500mlの缶ビールにストローを差して、寒そうに飲んでいるおじさん。これから帰る人。外国人。わたしの住む町にはない景色があって、外国のように感じた。言葉が同じだけで、日本の中にも外国はたくさんある。 出張で山梨に向かっている。バスタ新宿からたった2時間で、これまた別世界にやってこれる。さっきはできるだけ呼吸をしなかったのに、いまは大きく息を吸いたいような清んだ空気が広がっている

          若いってなんだ

          どこでもドアみたいなもの

          「書くために読んでいるし、読むために書いている。」たまたまご縁があってお話をした図書館司書の方がそう話していた。読むことと書くこと、それはもうセットなのだ。 司書さんとお話ししながら、自分がなぜ本を読むようになったのか、ということについて考えた。(また何故の話になってしまう。) 第一には家庭環境にあったと思う。毎週日曜日の夕方には近所の図書館に行った。これはお父さんのためだった。通勤時間に読むための本。あの頃はまだ動画配信など充実していなかったのではないだろうか。私の実家

          どこでもドアみたいなもの

          ”ちゃんと”した結婚式をやる理由

          こうして限界に近い眼疲労と肩こりと、満足感で金曜日を迎えるのは何度目だろうか。今週は出張もあり週の半分以上を自宅以外で過ごした。実家と出張先と、寝る場所が変わると余計に時間の流れがはやく感じた。東京駅から旭の家に帰る時間は、わたしにとって大事な時間だ。仕事の自分と妻としての自分、女性としての自分、いろんな自分がスイッチする大事な時間。 結婚式の費用を両親が少しばかり出してくれた。そのご祝儀袋代さえも現金でほしかった…と思うような立派なご祝儀袋に入れて、伊勢丹の袋に大事そうに

          ”ちゃんと”した結婚式をやる理由

          文章を書いている理由は

          時間は本当はゆったりと流れているのだと宿泊した宿で体験した座禅で、僧侶が話していた。いつ何時でも時間は同じはやさで流れている。それは本当だろうか。時間を止められないのはどうしてなのだろうか。時間という概念について考え始めると、永久の迷路に迷い込んでしまう。 もしも、時を止めたり、戻したりすることができたら、人の人生はきっとなかなか進まないのだと思う。だから出来ないのだ、ということでどうにか納得している。人生はいつだって後悔だらけなのだから。でも、それでも突き進むことに生きる

          文章を書いている理由は

          世界は誰のためにも回っていない

          夫(なんと呼ぶのがいいのかいつも分からないが、これから夫にしてみる)は時々わたしをじーっと見つめる。なんでもないときに、なんでもないのに、じーっと見つめて、笑っている。「なに?」というと、「別にー。」と嬉しそうにしている。わたしはそれが結構嬉しい。というのはまだ教えない。 他者によって自分の存在が認識されていることになんとなくホッとするのだと思う。 とんでもなく苦しいときに、誰かは笑っていて、とんでもなく楽しい日に悲しいニュースが流れる。ああそうか、世界は自分のためにある

          世界は誰のためにも回っていない

          悲しみを薄くしていくこと

          東京駅を歩きながら考えていたこと。わたしはこのなかのひとりになりたくないとずっと思っていた。眠さと寒さで肩を縮こませて、会社へ一心にスタスタと歩くひとりになりたくなかった。 ああ、わたしも今そのひとりなのかと思うと落胆した。せめて、ヒールを履かず、ストッキングを履かず、ジーンズとスニーカーで歩くわたしがせめてもの。抗いなのだと思う。 それでも今は理想のためにお金が必要だった。できるだけ気を抜くにはどうしたらいいか、そういうことばかり考えている。 今日の朝の車掌さんのアナ

          悲しみを薄くしていくこと

          地べたにいるような時間

          2023年のスケジュール帳は吉本ばななさんのものにした。そのなかに出てきた”地べたにいるような時間”というワードにハッとした。わたしの生活が最近、ぱっとしないのは地べたにいるような時間がないからなのだと思った。 生きるということのもっともっと底辺にあるような、そういうことを考える時間がなかった。朝起きて、少しのストレッチをして、お弁当を作り、仕事を始める。休み時間になったら、夕飯の買い物に行き下ごしらえ。仕事が終わり、夕飯作りに取り掛かり、片付けをし、お風呂に入り、少しの読

          地べたにいるような時間

          甘やかしだけれどそれで良かった

          洗顔料がきれたことを忘れてお風呂に入ってしまい、浴室から出ると寒いので彼の洗顔料を使った。 男性仕様の洗顔料を顔に当てると、懐かしい匂いがした。お父さん、いや、おじいちゃんの匂い。わたしかいちばん初めに覚えたであろう男の人の匂いがした。なんとなくほっとした。安心感のある懐かしい匂いがたまらなくて、思い切り息を吸い込んだら鼻に入ってくしゃみがでた。ひとりきりで、ふっと笑ってしまった。そんな冬至の日だった。 ふと思い出したようにおじいちゃんに電話をかけた。おばあちゃんは電話口

          甘やかしだけれどそれで良かった

          自分の人生をすり減らさない

          noteの名前を変えた。なんとなく、だけれど。どこかに強い意志がわたしの心に宿っている。ありのままのわたしで書いていくという想いを込めた。これからはもう少し、読んでくれる人がいることを想像して言葉を書いてみようと思う。 この場所に来て半年が立つ。早かったようなもっと前から暮らしいるような不思議な気がする。わたしにとっては目新しくても、この土地で数十年生きている人がいることが、なんだか不思議な気持ちがする。 「なんの縁もゆかりもない土地に住んでみたいね。」と彼が言った。わた

          自分の人生をすり減らさない