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生徒さんへのお便り、コロナ禍でのレッスンについて(2020)

2020.7.30記事です。


以下、withコロナ状況下でレッスンをしていくにあたって生徒さんに差し上げたお便りの一部をこちらにも掲載いたします。

※6月の対面レッスン再開の際に、生徒さんたちに 「クルミノ木対面レッスンガイドライン」と下記のお便りを差し上げました。

オンラインでのレッスンが続き、生徒様にはご不便をおかけしております。

今後、対面でのレッスンを再開した場合、生徒さんに会える喜びと同時に、安全なレッスン環境を提供することができるだろうかと・・・日々、葛藤があります。


講師だけでなく受講者の皆さんも、レッスンを受講するにあたって、うつすのではないか、うつされるのではないかとの不安な気持ちもあると思います。


ピアノ教室の個人レッスンの業界としましては、ピアノレッスンは、マイ楽器でないため、楽器に不特定多数が接触することは避けられませんし、2密(密接、密閉)も課題です。


当教室内で感染拡大が起きるということは、「生徒さんとそのご家族の健康をそこなってしまうこと」、「生徒さんの学校やご家族の職場等、多方面へのご迷惑をおかけしてしまうこと」であります。


治療法も確立されていない中でのレッスンは、お互い万が一ということも考えてしまい、講師の心情としては、今現在の状況下での対面レッスンについては、かなり慎重に行って参りたいと思っております。


教室の理念は、音楽を楽しむことが前提にありつつ、美しい音色で弾けるようにすることや、音楽や作品に対する素晴らしさを共有できるようになるまで、じっくり深く指導することにあります。今のオンラインレッスンでは、教室の目指すことを実現することが難しいことに非常にもどかしさを感じております。

ただ、当面の間は、当教室の方針として、生徒さんとそのご家族の健康を守ることと生徒さんの学ぶ機会を途絶えさせないことを優先し、対面とオンラインを柔軟に使い分けさせていただきたく存じます。

対面レッスンでの留意点に関しましては、情報収集をしまして、出来る限りのことを徹底させていただいております。素人の予防策で恐縮なのですが、今は、やらなすぎるよりは、やりすぎる方が良いと判断し、思いつく限り、実行させていただきます。

気を付けて頂かなければいけない点や制約が多く、生徒さんにもしばらくは、のびのびとレッスンを受ける環境を提供できないことを、心苦しく思っております。
なにかその分の代替となるような楽しいことも考えていきたいものです。


最後に、今回のコロナウイルスの感染拡大に伴って、教室の規約や対応が大幅に変わってしまったこと、柔軟な対応をすることができないこと、大変申し訳なく思っております。

当教室は、講師が1人の個人教室であり、今回の件でオンラインレッスンの対応をさせていただく中で、レッスンの質を維持し、レッスンを継続していくには、たくさんの生徒さんを教えることは難しいと感じております。
しばらくの間は、新規入会者の受付はある程度制限し、少人数制の教室として、オンラインであっても一人一人の生徒さんのご成長をしっかりとフォローできるような体制をと考えております。

何度読み返しても言葉足らずな部分があるような気がしています。そしてまとまりのない文章となってしまいました。

今後の運営についての決定に至るまでの正直な気持ちと現在の気持ちを綴らせていただきました。

保護者のみなさんには、いつもあたたかく受け止めていただき、またお心遣いいただき、心より感謝しております。

以上、長文となりまして、大変失礼いたしました。
何卒よろしくお願い申し上げます。


お生徒さんへのお手紙や、
当教室感染予防ガイドライン

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