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名作ボディコピーを味わう時間3日目 -大人になっても科学の子。-

毎日一つずつ「名作ボディコピーを味わう時間」と称して、
好きなボディコピーを紹介していきたいなと思います~!

勉強のために手書きで読みづらい部分もあるかと思いますが、、そこはどうかごゆるりお付き合いただけますと幸いです。

第3回目のボディコピーは、こちらになります!
※ポスターの画像を見つけられず、『何度も読みたい広告コピー』から引用させていただきました。

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広告主:アークレイさん
コピーライター:赤城 廣治さん
2010年

※本の中には、コピーライター自身のコメント付きで、より深く味わえることができるのでこちらもぜひご覧になってください~!

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企業広告3日目ですが、これは「あなた」と最初にいれていることでどんどん1対1の対話を感じられるボディコピーだなと思いました。


個人的学びポイントとして一番大きいのは

読み手と語り手の温度感を揃えていくのが対話っぽさの秘訣かもしれない

「あなた」を丁寧に2回繰り返している、この時間は、主語である企業の「私たちが」という主張は一切なし。
会ったことはないけど、この広告やメッセージに目を止めてくれたということは、あなたってきっとこんな素敵な部分をお持ちじゃないでしょうか?、と決めつけず、もしかしてこうだったりしませんか?と問いかけられてるような、語り口。

実際には「私たち」と「あなた」は会話をしていないけれど、1対1の対話をするかのように丁寧に「あなた」に思いをはせている前半。中盤になって初めて、「私たちは」が登場します。

夢・ワクワク・キラキラと、「あなた」の熱量が高まっていくのに呼応して「私たち」も「胸が高鳴ってきます」と熱量が高まっていく、個々の温度感の変化や上昇がこの広告を対話たらしめているのではないかと。

後半のこの2文とっても好きで、
「科学が好きで、大好きで。そんな人が、たくさん働いています。」
「科学が好きな、大好きな。そんな人に、たくさん逢いたいです。」
と、型をそろえることでより親和性が増していく。

でも大事なのは、これを最初に言われても多分そこまで興味はもてなくて、ゆっくり「あなた」という読み手に対して向き合ってきたからこそ惹かれるのではないかと。

「そんな人」つまり「あなた」に、「私たち」はあいたいんだと、一貫して「あなた」へのメッセージになっているからこそ、ここまで読み進めてきた「あなた」はつい惹かれてしまうんだなって。

一度お話したいです!!!むしろこっちがお会いしたいです!!!って読み終わった後思っちゃいました。笑
自分の話を一生懸命聞いてくれる人の存在ってとても心強くて、(わたしも最近、信頼している友人にコーチングしてもらったんですが、その時の対話のあたたかさが今回のコピーと重なりました。)
決めつけず一方的でない語り口でファンになりました。


今日はここまでです!
お読みくださりありがとうございました!
また明日おあいできたら。





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