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人生の転機を見逃すな!四柱推命でわかる生き方の変化期とその活かし方〜同僚Gさんの退職に寄せて

こんにちは、くるみです✨

敬愛する同僚のGさんが退職を決意したというショッキングな出来事がありました。

知見も豊富で、企画力や表現能力も優れているGさんに、私自身はさまざまな助けや刺激をもらってきましたし、職場のメンバーにとっても指導者的な存在でした。

退職についてひととおり話を聞いた翌日、四柱推命で命式を調べてみると、退職は適切な決断だったことがわかったのです✨

今回は、日干支【甲申きのえさる】のGさんの命式を取り上げながら、日主【きのえ】の方で生き方が大きく変わる/生き方を大きく変える時期の読み方、大運【偏印】の運気の活かし方についてお話しします。

このまま読み進めていってくださいね✨


人生のバイオリズムが2023年の誕生日で変わる


こちらがGさんの命式と、命式の五行バランスを示したチャートです。

そして、こちらがGさんの社会運を読む大運表です。

大運表から読み取れるのは、Gさんが25〜45歳の20年間、金の五行の作用を強く受けてきたことです。

身弱タイプのGさんにとって、金の五行は【官星】にあたります。

つまり、Gさん自身を攻撃する相剋そうこくの五行が巡っていた時期が20年続いていたことがわかります。

身を切り刻むような修業の年月だったと思います。

Gさんの日主は【きのえ】で、生命力のあふれる大樹のイメージ。

しかしながら大運干支【辛酉かのととり】の影響で金の五行が非常に強くなるため、この期間 (25〜45歳の20年間) は「死木しぼく」として生きる運気が巡っていました。

「ところで死木しぼく」って何ですか?」…

はい、四柱推命の専門用語でわかりづらいですよね^^

死木しぼく」とは死んだ木、つまり〝材木〟のことです。

きのえ】というかんは、空に向かって生き生きと伸びゆく樹木である「生木せいぼく」と、加工された木材となった樹木である「死木しぼく」の二つがあります。

死木しぼくになる条件

死木になる条件は、次のとおりです。

死木になる条件

①日主【きのえ】で、命式の月支がさるとりいぬの場合
②日主【きのえ】で、命式全体が金の五行が強く、とらがない場合
③日主【きのえ】で身弱タイプで、大運で金の五行の勢いが非常に強くなる場合

Gさんの場合は③にあたります。

大運で金の五行の勢いが強くなる時期は、生木せいぼくではなく死木として生きた方が生きやすい時期になるのです。

死木の運気が巡っている時期に、生木として生きようとすると、かえって生きづらさを感じやすくなります。

とくにGさんの25〜45歳の20年間は金の五行の勢いがかなり強い時期であることから、生木として生きるのは無駄な抵抗だったでしょう。

では、「死木として生きる」とは、具体的にどのようなイメージになるでしょうか?

♦ 死木の運気を活かす秘訣

死木の運気を活かす秘訣がこちらです。

死木の運気を活かす秘訣
・役割、役目に徹する
・世のため人のため、組織のためを意識して働く
・自制心を持って気を引き締めて物事に臨む
・第三者からのアドバイスに耳を傾ける
・公的な仕事に携わるとよい
・頑張りすぎない。疲れたら充電するよう常に心がける

死木しぼくとして生きる時期は、〝材木〟として人様の役に立つというイメージを持って、社会的信用を積み上げ、その結果、社会的な成功をつかみやすい運気なのです。

とはいえ【きのえ】は、一本気で純粋な心を持った強いエネルギーの干です。

生木せいぼく死木しぼくにかかわらず、感情豊かで喜怒哀楽があり人間らしい生き方が似合います。

そのため、死木しぼくとして生きざるを得ない時期は、豊かな感情や人間らしさを自制して、まるで「兵士やロボットとして生きなさい」といわれているような感覚を覚えるのも頷けます。

Gさんの命式は、情熱的で創造性にあふれ、身を粉にして理想を追求する求道者タイプです。

Gさんの命式の五行バランス

そんな命式のGさんにとって、死木しぼくとして生きる社会運が巡っていた25〜45歳の20年間には、「自分はこの生き方でよいのだろうか?」といった釈然としない感覚や葛藤があったのではないか?…命式からそのように察することができます。

Gさんご本人は、この20年間をどのようにふりかえるのか?

状況が落ち着いたら聞いてみようと思ってます。

大運【偏印】の運気の活かし方


四柱推命で社会運は、10年周期で変わる大運だいうん・たいうんで読みます。

Gさんの社会運は、2023年 5月の誕生日を境目に大きく変わります。

死木しぼくの生き方から、生木せいぼくの生き方に変わり始めるからです。

社会運には、誕生日以降、Gさんの用神 (開運の五行) である水の五行が巡っていることがわかりますよね^^

Gさんの【きのえ】は、大運干支【壬戌みずのえいぬ】から水を吸収し、生命力を少しずつ取り戻していきます。

とりわけ55〜65歳の10年間は大運干支【癸亥みずのとい】の影響で水の五行が最高潮となり、生命力あふれる【きのえ】を満たします。

つづく65歳〜75歳の10年間、用神 (開運星) の木、水の五行が巡ることから、Gさんが理想とする人生は成就することになるでしょう。

55歳の誕生日には接木運せつぼくうんが巡り、30年に一度の人生の転換期を迎えます。

Gさんの人生は、ここからが本番!

水の五行の応援を受けられる好運気は75歳の誕生日まで続く、大器晩成運の持ち主なのです。

ちなみに、2023年5月の誕生日から大運は【偏印】の影響を受けます。

【偏印】は智慧の星。
その本質は、破壊と創造です。

大運【偏印】の運気を活かす秘訣は、次のとおりです。

♦ 大運【偏印】が巡る時期の特長

コンセプト
:創造的破壊、融通無碍、温故知新

行動指針
①価値観を転換する
・これまでの常識や地位、名誉とはまったく違った価値観を求めることで開運
・安定を求めず、変化に対応
・未知の分野や未体験を楽しむ
②発想力と独創性で勝負…【偏印】は無から有を生みだす星
好きなことを好きなように学ぶ
※海外、語学、医療、スピリチュアル、宗教、インターネットビジネスなどにも縁がある

さいごに


鑑定利用者様のなかにも、死木の命式の方がいらっしゃいます。

彼女は四柱推命で自分の命式の特長 (官星突出タイプ) や活かし方を熟知していたこともあり、あえて軍師のマインドセットで鎧をまとい、周囲が求める役割に徹する生き方で、会社員人生を全うされています。

しかし、そんな彼女も大運で水の五行が巡る時期を迎えるなか「なんだかこれまでと違う感覚がしていて…それが何なのかを確認したい」という理由で鑑定を申し込んでこられました。

不思議ですよね…

Gさんの印象的なフレーズの一つに「私は必要ならば土下座できるし、実際に土下座することもある」というのがあるんです^^

まさにこれは「お役目を果たしてなんぼ…という〝死木〟で生きる時期ならではの所作だった」そう理解しました。

2023年5月以降Gさんの運気は変わるため、今後、土下座するような事態は起こらなくなってゆくでしょう。

運の流れを活かしている方ほど、大運が切り替わるタイミングで次の大運にふさわしい現象が起こりやすいといわれています。

先日二人で話したときに、Gさんはすでに大運【偏印】の生き方を選んでいることがわかりました。

私の用神は金の五行ですが、ここ数年間、Gさんの大運干支【辛酉かのととり】の強い金の五行の恩恵を受けられていたことも理解しました。

Gさんとの関わりで強い金を受けられていた

Gさん、20年にわたる死木の人生、おつかれさまでした。

そして、いよいよ2023年5月から始まる生木としての人生の門出に乾杯!

理想世界に向かってつねに全力投球&完全燃焼のタイプの命式を持つ同士、ともに成長していきましょう。

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今回も最後までお読みくださりありがとうございました✨

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