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四柱推命で手塚治虫さんの命式を分析!食傷大過の命式の特徴と開運策とは?

こんにちは、くるみです✨

Twitterで、こんな「四柱推命クイズ」を出題しました。

四柱推命でもっとも重要な「十二支の法則」にまつわるクイズです。

四柱推命のベースは、陰陽五行思想です。

十干じゅっかんと十二支には、それぞれ五行の木火土金水もっかどごんすいが当てはめられています。

例えば、甲・乙=木の五行、丙・丁=火の五行、戊・己=土の五行、庚・辛=金の五行、壬・癸=水の五行…といった具合です。

ここまでは、四柱推命を多少学んでいる方ならご存知ですよね。

注目すべきは、十二支です。

十二支にも五行が割当られているんですよ。

例えば、=水の五行(壬・癸)、うま=火の五行、土の五行(丙・己・丁)…といった具合です。

四柱推命用語で、これを蔵干ぞうかんといいます。

蔵干

さらに、ある十二支が揃うとある五行が強くなる、という特別な法則もあります。

例えば、申・子・辰の3つの十二支が揃うと《三合水局》の法則が成立して水の五行が強くなる…といった具合です。

このように、十二支の変化で命式の五行のバランスが変化する可能性をはらんでいる点が、四柱推命鑑定が難しいと云われる所以でもあるんです。

でも、この法則を使いこなせるようになると、学びの手応えを感じられるようになって、命式を読むスキルも磨かれてゆきますよ!

今回は《四墓》という法則の説明とともに、漫画界の巨匠・手塚治虫さんの命式をひもといてゆきましょう。

手塚治虫さんといえば、知る人ぞ知る「極度のショートスリーパー」。

仕事がハードなときは、睡眠は3日間でわずか3時間だったと云われています。

じつは、命式の五行バランスから「極度のショートスリーパー」であった理由も読み取れるんですよ。

このまま読み進めていってくださいね✨


四墓とは?


まずはじめに、四墓しぼの法則についてお話しします。

四墓とは4つの墓支のことで、うしたつひつじいぬを意味します。

この4つの十二支が命式に揃っている場合や、命運 (大運・年運・月運) で【丑・辰・未・戌】が巡る場合、土の五行の作用が強く出ると読むんです。


手塚治虫さんの命式


命式にうしたつひつじいぬの4つの十二支がすべてあるのが、手塚治虫さんです。

こちらが手塚さんの命式です。

命式の地支にうしたつひつじいぬがあるのがわかりますよね。

手塚治虫さんの命式の五行バランスを図にしたのが、こちらです。

土の五行は、食傷しょくしょうにあたり、食傷しょくしょうの星が突出している食傷大過しょくしょうたいかというタイプです。

手塚さんの命式は、土の五行の勢いが強いタイプです。

うしたつひつじいぬのいずれかが命運 (大運支・年運支・月運支) で巡ってきたとき、土の五行の作用がさらに強くなる、と読むのです。


食傷大過の特長


では、手塚治虫さんのような食傷大過しょくしょうたいかの命式を持っている人は、どのような特長があるのでしょう。

手塚治虫さんの五行バランスチャート

ポイントをまとめてみました。

食傷大過の特長
・物事をどこまでも徹底的に極めてゆくプロフェッショナル
・非常に繊細で芸術的センスが高い
・何事においても完璧主義になりやすい
・一つのことに徹底的にのめりこむ性質(クリエイターの特性あり)
・芸術関係、作家業、クリエイターなど表現に関する分野が適職
・気配りの達人

『四柱推命完全マニュアル』74p、『四柱推命の占い方』151p(浅野太志 著)

まさに手塚治虫さんのあり方、生き方そのものですよね。

手塚さんは、知る人ぞ知るショートスリーパーです。

なにごとにも手を抜けない食傷大過しょくしょうたいかの命式をお持ちだったとわかり、深くうなずきました。

「頼むから仕事をさせてくれ」

「最後まで努力をするってのが、本当の生き甲斐ではないでしょうか」

これは手塚治虫さんご自身の言葉です。

無我夢中で生き、数多くの素晴らしい作品を世に贈りつづけた手塚治虫さん。

手塚作品に感動して漫画家をめざしたと語るのが、先日、アイズナー賞「コミックの殿堂」を受賞した萩尾望都さんです。

萩尾望都さんの受賞にあたり、こんなお祝いツイートをしました。


無我夢中に生きる


「無我夢中に生きる」を地で行った漫画界の巨匠・手塚治虫さん。

手塚治虫さんの生き方について、食傷大過の命式の特長を交えながらご紹介しました。

手塚治虫さんのような、日柱の十干 (日主) が火で勢いが弱く、土の五行が非常に強い命式の場合、用神は「木の五行の きのえ」になります。

偏りのある命式のバランスを調える用神のとり方は、こちらのような考え方がもとになっています。

日柱が火で勢いが弱く、土の五行が非常に強い場合
・木 きのえを植えて土を柔らかくほぐしながら、養分を吸い上げて土の勢いを弱める。
・日主 ひのとの炎が消えやすく弱いため、 きのえをた焚き木にして火を消えないように保つ。

『四柱推命の景色』350p(浅野太志 著)

調べていたら、な、な、なんと、この用神のとり方を実践していた資料を見つけました。

こちらのツイートです。

木の五行のカラーである「青」、木々の緑の「きのえ」、燃える闘魂の「赤」は、手塚治虫さんの命式における用神のとり方のお手本です。

すごいですよね!(ゾクゾクしています✨)

新聞記事に写っている手塚治虫さんもうれしそうな様子です。

このような些細な発見を楽しめるのも、四柱推命を学んでいればこそ!!

漫画の神様・手塚治虫さんのすさまじい創作への情熱と努力する姿に、いまもなお触れることができます。

NHK特集『手塚治虫 創作の秘密』です。

45分と長尺ですが、手塚治虫さんの命式ともにぜひご堪能ください!!

YouTube動画が削除されてしまったようです(2022-10-28時点)

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今回の記事をはじめ、私くるみの鑑定は、浅野太志先生の著書をもとにお届けしています。準備中のオンライン勉強会でも、教材として活用してゆく予定です。

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