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NO選挙NOLIFE映画感想 

選挙がないと生きてはいけない。 
タイトル通り、選挙取材歴25年、引退するする詐欺をしつつも選挙取材をし続けるジャーナリストがいる。 
その名も畠山理仁。51歳。  
政治クラスタや、選挙好きな人なら畠山さんを知らない人はいないであろう有名人。 
全国津々浦々選挙漫遊。 
モットーは取材選挙区の立候補者全員取材しなければ書かない。フェアネス精神なのですよね?多分。 

そんな畠山理仁さんを、映画にしようと無謀なかけwwにでた前田亜紀監督。 
畠山さんで勝負するんですね?勇気!!

たしかに畠山さんは被写体として魅力的だ。見た目もシュッとしてるし、大画面に映えるだろう。 
しかし、選挙取材をしてるだけの畠山さんを映画にして、果たして面白くなるのだろうか? 
観る前は少し不安でした。 
だって、選挙って地味じゃない?みんな同じような街頭演説してるんでしょう? 

ところが違った。 
全然違った。 
 
そこには選挙取材を通して畠山理仁というジャーナリストの苦悩や家族愛、人間としての魅力や性癖にも似た選挙取材愛、そしてそこから垣間見れる今の日本の選挙制度の歪みや、立候補者の多様性を知ることができる。
沖縄県の選挙について、沖縄県がかかえる問題も。 
辺野古基地、大変なことになってるよ! 
沖縄県知事選挙については、時間たっぷり。3人の立候補者だけでなく、他の立候補予定だった人達にも取材してた。 
沖縄県の選挙の熱さ、伝わった。これ、日本全国の中学、高校の授業でみせた方がいい。そのくらい大事なことが描かれていた。てか、撮影されてた。 
やばい、下地ミキヲさん、ただのオレンジおもしろおじさんだと思っててごめん。 
サキマさんののぼり旗、ちゃんと畳もう。畠山さん、泣いちゃうから。 
デニーさん、かっこいい。 
てか、畠山さんの取材うける立候補の人達、みんな丁寧に応じるね?やっぱり畠山さんの人柄なのかな?取材が長いだけじゃないね?みんな、真剣に目をみてこたえるもんね?  

畠山さんて、とにかく優しいの。 
超能力がどうのこうの、とか突拍子もない政策かかげる候補者に対し、馬鹿にしたり、蔑むことなく、誰にたいしてもフラットに取材する。私なら、この候補者はヤバそうだから、いっか、とかパスしそうな立候補者にもリスペクトの気持ちをもって取材してるのね。深々と後ろ姿にお辞儀してるんだもん。普通はできない。旅館の女将なみ。 

畠山さんは体力もある。 
たとえば、東京都知議選の取材。36名全員を17日間で全員取材。たった17日間よ? 
めちゃめちゃ走る。それを追いかけて撮影してる前田亜季監督もたいがい凄いけど。 
 
去年の都議選は色々あった。特に元総理の安倍晋三銃撃事件。 
街頭演説を自粛する動きになって。 
それでも、街頭演説をした面々。 
朝日健太郎さん、生稲晃子さん。立川駅北口凄い人だったんだね。 
南口の立憲の立候補者がかわいそうなくらいでした。 

あとは山本太郎さんね。 
畠山さんが質問すると、かーっと目を見開いて真剣に答えてた姿はインパクト大。畠山さん、全般的に質問が鋭いんだよね。ふんわりしてない。けっこうギリギリせめるよなーと。 
あとは畠山さんのご家族ね。 
奥さまは綺麗でしっかりしてるし、御子息2人もしっかりしてる。 
うちのひと、迷惑かけてないですか?って。www 
畠山さん、家では意外とダメ親父なのか?朝おきれない、とか普通の会社勤めはできないとかいわれてたけど、wwきちんとしてそうにみえて、ダメな一面があるのかもね。好きなことだと頑張れる、ってなんかわかります。 
選挙取材は朝早くからスケジュールくんで、夜中3時4時まで1日頑張れてるのに、全然眠そうじゃないのよね。むしろ、イキイキしてて、ちょっと怖いわ。ww 
移動も凄いし。 
私、観てて、あー、1日で嫌になるかもって思ったもん。疲れそうって。 
でも、畠山さんは違うんだよね。なんだろう、立候補者に興味津々なんだよね。泡沫候補と呼ばれる人達にたいしても。やっぱり人間力なのかな。 

最後の最後まで、畠山さんはもう選挙取材は終わりにしようと思ってる、とかいってるんだけど(赤字だから)全然やめる気配がないのがうけた。 
病気ですね。w 
選挙取材依存症とかいわれてたね。日本で1人しかいない依存症っぽいけど。ww 
 
ツチノコをさがす感覚なんです!とかいってて、ヤバいな、と思いましたけど。ww  

中年だけど、チャーミングで優しくて変態でピュア。 
  
お金のめんだけ、なんとかならないのかな? 
選挙にもっともっと関心を寄せる有権者がふえれば、ブルーオーシャンになる予感なんだけれど。 
たのむ、みんなも普段からNO選挙NOLIFEでいきませんか? 
開票速報楽しいし! 
 
面白い映画を作成してくれた前田亜季監督、大島新監督、ダースレイダーさん、他この映画のためにご尽力くださった方々に拍手👏。 
価値あるノンフィクション映画だと思います。 
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