【コンサル】妊娠中のコンサル的過ごし方

はじめに

プロフィールやこれまでの記事でも少々お話ししておりますが、私は戦略系コンサルとして勤務しております。
現在は出産を間近に控え、産休中です。

コンサルというと激務というイメージを抱く方が多いですが、これについては否定しません。
ただ、私は厳密にいうと戦略コンサルではなくそれに限りなく近しい仕事をしているので、ITコンサルであった激務系前職に比べると現職では比較的ワークライフバランスが保てていた方だとは思います。

とはいってもクライアントありきのこの仕事。
突発的に発生する「明日まで」「今週まで」といったタスクがゼロというわけではなく、現職でも終電後タクシー帰りというのは度々起きました。

そんな中発覚した妊娠。
妊娠中の身体は通常とは全く異なり、妊婦さんは規則正しい生活・ストレスを溜めない生活を送ることが理想的です。

妊娠中、コンサルという仕事をどう乗り切ってきたのか、今回は私のコツをご紹介いたします。

1.近い上司にはなるべく早めに妊娠の報告をする

マタニティ関連の雑誌や情報サイトを見ると、上司への報告タイミングは「つわりが酷くなる頃から」「4か月頃から」「安定期入ってから」等いろいろありますが、私の場合は妊娠がわかった直後(まだ心音も確認できない2か月頃)に報告しました。

というのも、その数か月後に海外出張を予定していたので、それを断るためにも早く報告しなければと思い伝えておりました。
当時はまだ情報収集もきちんとしていなかったので、心音を確認できるまでは流産の確立が高いことをあまり理解していなかったからこそできたことというのもあります。

ただ、その際に上司にも「まだ心音が確認できていないので、今後の状況はわかりません。ただ、流産しやすい時期ではあるので身体第一に行きたいです」というのをあらかじめ伝えておきました。

同僚への報告タイミングは安定期入ってからの報告を勧める情報が多かったですが、私の場合は自身が管理職ということもあり、その当時特に密接に仕事をしていた後輩(部下)2名にもほぼ同じタイミングで報告しました。

万が一流産という悲しい事態が起こった時に、それを報告するのは大変辛いため、極力知らせる相手を限った方がいいというのも事実ですが、男性社会であるコンサル業界で働く私としては妊娠中、特に初期の間は妊婦はそのリスクと常に隣り合わせで生きているということを周囲に理解してもらいたかったこともあり、伝える選択をしました。

結果としてありがたいことに上司・後輩からも多大な理解・協力を得られ、次でご紹介する残業削減が実現できたと考えています。

2.朝型にシフト・残業は最大2時間まで

妊娠が判明したその翌日から私が実践したのが、ワークスタイルの朝型へのシフトです。

元々この業界の中では割と珍しい方の朝型(というか24時間型 笑)であったこともあり、朝は定時の1~1.5時間程早く出社するというスタイルをとっていました。

妊娠発覚後はそれをさらに1時間程早め、定時の2~2.5時間程早く出社するようにチェンジしました。
その代わり残業は極力せずに定時帰り、どうしても無理な場合は最大2時間まで、と自分の中でルールを決めて、2時間で終わらなかった場合は翌朝に持ち越しというスタイルにしていました。

一緒に働いているメンバーは妊娠中であることを知っていることに加え、朝7時ころからメールをばんばん送り稼働しているので私が定時で帰ることに対して誰も文句は言えません。笑

また、上司や後輩(部下)に対して朝型シフトを公言することで、夜に上司からのレビューフィードバックが来て朝私が資料を修正する、また夜に後輩がレビュー依頼を送ってきて、朝の定時までに私がレビューをするというスタイルが出来上がったので非常に業務は進めやすかったです。

ちなみに、このスタイルは安定期に入ると徐々に朝起きられなくなり、継続ができなくなりました。苦笑
妊娠初期は「産休はいるまでに仕事を引き継がなければ」「残業できないからその分朝でカバーしないと」といったようなことに対してどこか神経を張り巡らせていたので、朝早く起きれていました。
(加えて私はつわりがほぼない、ラッキー妊婦でした)

ところが、安定期に入ると多くの妊婦の方が苦しむ「睡魔」が襲ってくるようになり、身体がどんどん言うことを聞かなくなっていくようになりました。
当初はすごく戸惑いましたが、同時期にお腹も出てきたので「そうか、私は妊娠しているんだ。もう身体の言うことを聞いて、ゆっくりやすむようにしよう」とマインドチェンジができるようになり、朝早く起きて頑張る型から朝はこれまで通り&頑張るのはほどほど型にシフトするようになりました。

3.最大限在宅勤務を活用する

これはコンサル業界だからこそできた、というのもありますが、安定期~妊娠後期に向けてオフィスにいる時間を徐々に減らしていきました。

例えば、午後3時にクライアント先でのMTGが終わった場合、直帰して家で残りのタスクをこなす、というスタイルをとっていました。
また、終日内部も外部もMTGがない場合は在宅勤務を宣言し、自宅で作業とさせてもらっていました。

在宅勤務だとちょっとお腹が苦しい時は横になって休めたり、また空き時間に食事の支度等家事もこなしながら仕事ができるので、結果的に晩御飯や就寝時間を早められることができ、身体の負荷軽減に繋がりました。

会社や業種によって在宅勤務を活用できるかどうかは異なると思いますが、このコロナ騒動で広まりつつある在宅勤務を、妊娠中の方はぜひ取り入れていただきたいと思っています。
そして妊婦さんが働く企業は「妊娠中は自由に在宅勤務を選択可」といった柔軟な働き方を取り入れていただきたいです。

以上、ざっとのご紹介になりましたが、妊娠中にコンサル生活をどのようにこなしていったか、私なりの工夫でした。


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