見出し画像

絵本『どうぶつのおやこ』の感想と0歳児の反応

今回は『どうぶつのおやこ』について紹介します。はじめにこちらの絵本の特徴を簡単にまとめました。

・絵のみの絵本
・リアルなイラスト
・くもんすいせん図書(5A)

くもんすいせん図書の一覧は以下のページで確認できます。乳幼児向けは5A~2Aです。5Aが最も読みやすい区分となっています。
2021年度版くもんのすいせん図書一覧表|公文公式オフィシャルサイト

では、さっそく絵本の内容や感想などを紹介していきます。

絵本『どうぶつのおやこ』はどんなおはなし?

画像1

『どうぶつのおやこ』は一切文字が書かれていない絵だけの絵本です。どう読むかは読み手次第なので、この1冊で何百、何千通りの物語があるかもしれません。

以下は福音館書店の公式サイトで紹介されている『どうぶつのおやこ』の内容です。

親子の絆を丁寧に描いた文字のない動物の絵本
いぬ、さる、くま、ぞうにライオン……。町や動物園で見かける身近な動物たちが次々に登場します。どの動物の子どもたちも、お母さんやお父さんがいっしょです。だっこされたり、じゃれていたり、子どもたちはとても安心した表情をしています。それぞれの毛の手ざわりや、息づかいまでが感じられるほど丁寧に描かれた動物たち。まるで親子がかわしていることばまでもが聞こえてきそうです。小さな子どもたちにぴったりの文字のない動物の絵本です。
引用:『どうぶつのおやこ』|福音館書店

以下はAmazonに掲載されている絵本の一部です。

画像2

出典:Amazon


絵本『どうぶつのおやこ』の購入リンク

図書館で借りる以外にも下記のようなサイトで購入できます。

☑ Amazon(ハードカバー)¥880
☑ 楽天(ハードカバー)¥880
☑ メルカリ

ハードカバーのみの販売です。大きさは横長で19×25cmです。


絵本『どうぶつのおやこ』の知育要素について

絵本を読み聞かせること自体知育につながりますが、工夫次第ではいろんな知育要素を引き出せると思っています。

私が現時点で考えている『どうぶつのおやこ』の知育要素は以下のとおりです。

・フラッシュカードとして使える
・耳を育てられる
・多様な家族構成に関する性教育ができる

順番に説明します。

なお、以下で紹介している知育要素については私の考えであって専門家の教えではありませんのでご留意ください。


フラッシュカードとして使える

『どうぶつのおやこ』はフラッシュカードとして使えると思います。絵がリアルで背景がシンプル、さらに余計なものが描きこまれていないからです。絵本とカードでは形態が異なるので同じ効果を得られるかは不明ですが、フラッシュカードのようにパッパッと絵を見せることができます。

フラッシュカード要素がある絵本については、以下の記事で詳しく説明しています。興味のある方はどうぞ。

■耳を育てられる

絵を見せながら動物のリアルな鳴き声を聴かせることで耳にも刺激を与えられます。娘の通う幼児教室でも絵を見せながら動物の鳴き声を流すレッスン内容がありました。

YouTubeでもいいですが、「動物の音!」のようなアプリを使えばスムーズに動物の鳴き声を流せますよ。

こちらのアプリには100種ほどの動物の鳴き声が収録されていて、下の画像のようにお気に入りを12種までカスタムに配置できます。

画像3

こちらは私が選出した動物たちです。上3段は『どうぶつのおやこ』に出てくる順で並べました。(猫は本編ではなく表紙と背表紙にいます)
こうするとYouTubeよりサクサク、絵本をめくるのに合わせて鳴き声を聴かせてあげられます。

一番下の段は余ったのでよく絵本等に出てるく動物と、以前娘にウケた動物を配置しました。ちなみにオフライン再生ができましたよ!

多様な家族構成に関する性教育ができる

ライオンのページだけ大人のオス・メスがわかりやすいですが、ほかのページは性別がわかりませんでした。

性教育のカテゴリに含まれると思いますが、現代では家族構成の多様性を理解しているのが当たり前だと思っています。私たちはおそらく我が子へ、ママ2人の家庭、パパ2人の家庭、ママパパがいない家庭が至って普通に存在することを教えていかなければなりません。(学校で教わることではないでしょうし)

という考えもあって、動物の親子を「ママと子どもだね~」と読み聞かせるのはナンセンスかと思い、たとえば象のページなら「象の親子だね~」と言うように意識していました。

ちなみに、絵だけでは本当に親子かはわかりません。大人が3匹いるページもあります。でも、絵本のタイトルが『どうぶつのおやこ』なので親と子であると前提して「親子」と読み聞かせました。

娘がもう少し大きくなったときに親子の絵を見て「ママと子どもだ〜」と言っていれば「パパかもしれないしおばあちゃんやおじいちゃんかもしれないよ~」というように、いろんな家族構成があることを教えていきたいと思います。といっても、そのときの娘と私の気分次第ですが!


絵本『どうぶつのおやこ』を読んだ感想

文字がない絵本ははじめてでどう読めばいいか迷いました。

とりあえず「〇〇の親子だね~」と言うとじっと見てくれたので、それで間違ってなかったと思います。

上で知育要素について書いたけど、我が子が興味を持つ読み方をしてあげるのが一番いいと思ってます!


絵本『どうぶつのおやこ』を読んだときの娘の反応

■0歳7ヶ月時点

笑わないけどじっと見てくれます。おそらく興味があるほう。ライオンのページで時々「うー」と言っていて可愛いです!


絵本『どうぶつのおやこ』の基本情報


イラスト:薮内 正幸
出版社 :福音館書店
対象年齢:0歳~
所要時間※:約30秒
※「○○の親子」と読むときにかかる時間
ページ数:16ページ
ジャンル:動物、家族
絵のテイスト:リアル


薮内正幸さんがイラストを手掛けている絵本(一部)

・ここよ ここよ
・もう おきるかな?
・おかあさんといっしょ
・どうぶつのおかあさん
・どうぶつのこどもたち

参考:本をさがす 薮内幸|福音館書店

以下のAmazonリンクでも薮内正幸さんの作品を探せます。


さいごに

『どうぶつのおやこ』について紹介してきました。

さすがくもんすいせん図書、深いい!なお、本文中で紹介している知育要素については私の考えであって専門家等の教えではありませんのでご留意ください。

こちらの記事が絵本選びの参考になれば幸いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?