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舌痛症?口内炎?

前回のブログで、ザラザラだった上顎にキズパワーパッドを貼って数日間寝たら、上顎がツルツルになり、上顎に舌を付けた時の塩味が消えたことを書いた。


しかし、上顎に舌を付けた時のシビレはそのままで、塩味はしなくなったものの、今度は酸っぱい味がし始めるという謎の現象が起きた。さらに、キズパワーパッドを貼るのをやめてたったの2日後には、また上顎の粘膜がザラザラしてきた。


「気持ち悪いのを我慢してせっかく貼ったのに、意味なかったじゃん!」



とは思ったのだが、この経験を通してまた一つ気づいたことがある。それは、舌と上顎がくっつく刺激が引き金となり、上顎の粘膜を荒れさせる何かが発生しているかもしれない、ということだ。



確かに、舌を観察してみると、歯に当たる舌縁部と、上顎のザラザラ部分に当たる部分とが呼応するように赤くなっている。シビレも赤い部分から発生している。


もしかしたら、舌を上顎に付けた時に発動する、あのシビレ感は、物理的に粘膜が荒れて行っている刺激を感じているのかもしれない。


舌痛症の定義をもう一度見返してみる。

舌痛症(ぜっつうしょう)
舌に炎症や潰瘍などの明らかな病変がなく、その色調や機能も正常ですが、患者が舌に慢性的なひりひり感、ぴりぴり感、灼熱感(しゃくねつかん)などの痛みを訴える疾患です。貧血に伴う舌炎による舌痛、糖尿病、薬物などによる口腔乾燥により二次的に生じる舌痛、歯列不正、咬耗に伴う歯および補綴物鋭縁、舌癖による舌痛、カンジダ症による舌痛などと区別する必要があります。中高年の女性に多く、食事中や何かに熱中している時には痛みを感じないことが多いのが特徴で、歯科心身症の代表的な疾患です。

口腔外科相談室 日本口腔外科学会

私の場合、上顎の粘膜が荒れて、舌のシビレ感のあるところは色も違う。また、舌が妙にむくんでいるので、炎症を起こしているっぽい。これは歯科心身症である舌痛症ではないのかもしれない。


じゃあ、何なんだ?舌にできた口内炎か?と思って調べてみたところ、次のような記述を発見した。


口内炎が悪化するしくみ
1. 粘膜を正常に保つためのビタミンの不足や、疲労、ストレス、ウイルス感染、外的刺激などにより、タンパク質分解酵素の一種プラスミンが発生します。
2. 増え続けたプラスミンによって、炎症のもと(ヒスタミン)や痛みのもと(プロスタグランジン・ブラジキニン)が出て、血管を拡張します。
炎症を起こすと血管からこれらの物質が漏れ出やすくなり、むくみが起こり、痛みが発生します。
3. 炎症が続くと、粘膜の表面がただれてびらん様になります。
さらに、ただれた部分がえぐられ、口内炎ができます。

くすりと健康の情報局

けっこう当てはまるような気がする。あの舌に感じるシビレは、荒れている上顎に荒れた舌がくっついて外的刺激が発生し、タンパク質分解酵素のプラスミンが出て、両者を溶かしている感覚なのかもしれない。


口内炎といっても、あの目玉焼き形のものばかりではない。特に自分の症状に近いのは、カタル性口内炎のようだ。


「カタル性口内炎」は、入れ歯や矯正器具が接触したり、ほおの内側を噛んでしまったりしたときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激などが原因で起こる口内炎です。口の粘膜が赤く腫れたり水疱ができたりします。アフタ性とは異なり、境界が不明瞭で、唾液の量が増えて口臭が発生したり、口の中が熱く感じたりすることもあります。また、味覚がわかりにくくなることもあります。

くすりと健康の情報局

医者じゃないから正確なところはわからないが、私の舌のシビレなどの違和感の原因は、とりあえず舌にできた口内炎=舌炎だと思うことにした。

※追記
記事をアップ後、修正を加えました。

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