見出し画像

LOHASからSDGsへ。 ⑴

ひと昔(15年程前)、「LOHAS」という言葉が流行しました。
英語の 「Lifestyles of health and sustainability」の頭文字を取ったもので 「健康で持続可能なライフスタイル」を意味しますが、要は自身の健康や地球環境などを意識しながら持続可能な生活を送っていくというものです。

この言葉が流行った当時は、私はまだ建築会社に勤めておりリフォームの営業をしていましたが、その頃はまだリフォームで自然素材を使うというのは まだまだ普及しておらず、それでも建築というのは健康と環境問題にとても繋がっているので会社の方針として「LOHAS」を取り入れて自然素材リフォームに舵を切ることになり、それがきっかけで私自身も「LOHASとは具体的になんぞや?」という事を知るために仕事以外でも色々と活動を始めました。例えば「LOHAS」をテーマにした団体に所属してみたり、環境問題をテーマにしたワークショップに参加してみたり。会社では「LOHAS」をテーマにしたフリーペーパーの制作にも携わってみたりもしました。
とはいえ、世間では流行として一定の層が意識しているものとして認知されており、自分の親友にさえ「LOHASなんて意識高い系のちょっと裕福な人たちが言ってる事でしょ。」と一蹴されてしまうような感じでした。それでも個人的には好きな言葉で、そこにはストイック性が無いのであくまでも自分の感覚で無理なく出来る範囲で意識するという感じがいいなと思っていましたし、それは今でも変わりありません。

例えば、環境問題を語る時に100%完璧なものなどなくて、以前から言われている事ですが「太陽光発電は環境いいよね!エコだよね!」ってなっても「じゃあ、そのパネルは果たして環境に良いものでできているの?」とか「処分の時はリサイクル出来るの?」とかいう問題も出てきます。
実際、パネルによっては有害物質も含まれていたりしますし、また最近では台風などでメガソーラーなどが大量に流れてしまい廃棄などについて問題になったりもしました。細かくいえば製造過程ではどうなのかとか、どこをポイントとしてそれが環境に良いかどうかを論じることになるかと思います。


とはいえ限られた資源の中、自然エネルギーの活用は有効的でそれらを踏まえた上で環境について何を思い、何を選ぶのか、私たちは日々問われています。

(2)つづく。

よろしければサポートお願い致します。m(_ _)m