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apbank との出逢い

2006年 鹿児島のえこふぁーむさんとの出逢いによって知ったapbank。
戻ってから早速調べたらちょうどワークショップを開催するお知らせが。
そのメンバーを募集していたので、早速応募しました。
書類選考があり、運良く約30名くらいの中の1人に入れました。


そこに集まったのは20〜30代の様々な職種な人。
だけどみんなすごく環境意識が高い人たち。
私自身はまだまだ環境問題を意識し始めたばかりだったし
周りにそういう事を真面目に話す人なんていなかったので
すごく刺激的でした。

今は無くなってしまったのですが原宿にkurkku libraryというのがあり
そこで3ヶ月間。隔週に渡り全6回。毎回いろんなゲスト(例えば、apbankの仕組みを考えた田中優さんや渋谷区長でもありGreenbird代表
でもあるハセベケンさん、パタゴニアの篠さんなど)を呼んで環境問題やお金の流れなどそれぞれの分野で教えて貰いました。また一番初めに自分たちがやりたいテーマごとに集まりグループを作り、そのテーマに沿った中で自分たちなりに出来る事を考え、最終日にそのプロジェクトの発表をするというもので、食に関する事やPR部門、自然環境エネルギーと3つのグループ分けがあったのですが、私は当時の仕事柄もありその中でも
自然環境、エネルギーのグループに入りました。ここは一番人数が少なくでもその分みんなで濃く集まってた気がします。まずどんな事が出来るか必要かなど話し合い私たちが最終的に出したのは「クルミ」をテーマに
植物のクルミを種から苗にして、それを育てて植樹して広葉樹の木を増やしていくということ。
それは緑を増やし、生きた森を育てていくという事に繋がるのですが。。


クルミは木の実を食べれるだけでなく、調べるといろんな使い道がありました。その木の固い特製を生かして、建材や家具(テーブル等)として。
それ以外にも殻はアクセサリーや車のタイヤのチップとして、油は化粧品、
油絵具なんかにも使えるそうで、それ以外にもいろいろありました。そして、何よりクルミは広葉樹。

戦後多く人工的に植えられた杉やヒノキなどの針葉樹の山は、その後なかなか人の手が入らなくなり、日が射さなくなり、生き物が住まない山が増えていきました。また根の生え方も横の広がりが少なくしっかりと根付かないので、土砂災害などを引き起こしやすいと言われています。
しかし、広葉樹の森には針葉樹と違ってその木の実を食べる生物がたくさん集まると言います。また落ちた葉などが腐葉し、微生物が住んで、そこから生き物が増えたりもします。だから、クルミの木を増やして、広葉樹の森を増やせば生き物や環境を守れる。そんな願いも込められていました。

だからグループ名は「Walnuts grove -くるみの森-」groveは同じ読み方でglobeという地球という意味もあるからいいねという事になりました。

そして何よりここで集まったメンバーはみんなミスチル好き。
ミスチルの曲の中にも「くるみ」という曲があり、この曲がみんな大好きと
いうこともあり最終決定になりました。

私たちはワークショップ以外でも時々集まり、具体的に何ができるか真剣に
考えたりしていました。植樹できる場所を探したりもしました。

でも、なかなか現実的には難しく、クルミの木は他の木の生態系を壊してしまう恐れもあり、むやみに植樹出来ないそうです。だからなかなか受け入れ先を見つける事ができませんでした。

それでもとりあえずみんなでクルミを育ててみたりしました。

実際、その時植樹にまでは至りませんでしたが、中にはちゃんと苗にして
いまでもその木が残っているという仲間がいます。
私はうまく発芽させることすら出来なかったのですが…(汗)
でも後にこの想いはkurumiとして受け継がれていく事になるのです。
その時は全然想像すらしてなかったのですが。。

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apbankとは… http://www.apbank.jp/about/




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