つながるスイッチ!! -vol.1-【社協のトリセツ】 @久留米市社会福祉協議会
この度はこのページを開いていただき、どうもありがとうございます。
初回は、
久留米市社会福祉協議会の取扱説明書、
略して、
社協のトリセツです。
私はこのシリーズを担当することになった、社協調査隊のPです。
普段は、紙の制作物やHP用のデータ制作・編集等をしています。
さて、社協って一体何をするところなのか、ご存知でない方も多いのではないかと思います。
私たちも取材に行ってから、たくさんの気づきがありました。
そしてそれを一言で言うと、
社協には、“つながるスイッチ”がたくさんある!ということが分かりました。
このトリセツでは、社協はどんなところなのか、
どんな人たちがいて、どんな事業があっているのかをご紹介していきます。
この記事を読んでいただいた一人でも多くの方たち、そして若い方たちが、
まずは「社協ってこんなところなんだ!」と、少しでも認知して
関心をもっていただけたら幸いです。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
1、社協って何のこと?
社協とは、社会福祉協議会のことです。
正式名称は、
社会福祉法人 久留米市社会福祉協議会です。
社協は、地域で起こるさまざまな福祉問題を地域のみなさんと一緒に考え、地域住民のみなさん、関係機関の参加・協力のもと、地域福祉の推進をする民間団体です。
基本理念は、
“支え合うこころあふれるまち くるめ”です。
一人ひとりが尊重され、生きている幸せを実感できる福祉のまちの実現を目指し、皆様の生活をより良くし、また生活を守るような活動をしています。
つまり、暮らしのなかで困った時、
社協には、私たちがいろんな人やサービスと
“つながるスイッチ”がたくさんあるのです。
社協の人たちはコーディネートのプロ集団。
いろんなスキルをもったコーディネーターが
人と人、人と資源をつなげて、解決方法を一緒に探します。
2、どんな時に利用するの?
例えば、
・「コロナで生活に困っている」
・「地域での活動やボランティアに興味があるが、どこに相談したらいいか分からない」
・「災害で被害を受けてどうしたら良いのかわからない」
・「近くにゴミ屋敷がある」
・「ひきこもりの人がいる」
等々…。
ご連絡をいただき、困りごとなどのご相談をうかがいます。
社協のコーディネーターたちは、お話を聞きながら、人間関係をときほぐし、
直接サービスしているところに繋いだり、
問題を解決するための制度がないか検討し、ご案内していきます。
生活で困ったことや気になることを解決に導くお手伝いをしています。
それでは、実際にどんなコーディネーターがいるのかご紹介していきます。
3、社協はプロのコーディネーター集団!?
そうです!
久留米市社会福祉協議会には、
・生活支援コーディネーター
・ボランティアコーディネーター
・伴走コーディネーター
がいます。
では、どんなことをしているのかご説明していきましょう。
(1)地域づくりのことをしています。
「支え合い推進会議」※生活支援コーディネーターが関わります。
支え合い推進会議は、校区まちづくり振興会、校区社会福祉協議会、地区民生委員児童委員協議会などで構成する協議体で、現在、市内45校区で設置されています。
支え合いの地域づくりを進めるために、住民、各校区の人たちと福祉のまちづくりについて話し合っています。
各校区で課題を見つけ、それを情報共有しながら皆で解決法を見つけていきます。
生活支援コーディネーターは会議のなかで、経験や最新の情報などをもとに
一緒に知恵をしぼって、話し合いや地域の支え合い活動を活性化していきます。
日常生活を送る上で、ちょっとした支援を要する人が、住み慣れた校区で生きがいをもって暮らせるように、校区全体で見守り支え合う体制づくりを推進していきます。
(2)ボランティア・NPO団体と関わります。
※ボランティアコーディネーターの役割です。
市社協には、「久留米市ボランティアセンター」が常設されています。
ボランティアに興味のある人へ活動を紹介したり、
ボランティアの支援を必要としている人へのボランティア調整等を行います。
ボランティア活動を推進するために各種ボランティア講座も行っています。
また、市社協に寄せられる食料等をフードドライブなどの団体へ提供するなど
生活困窮世帯への支援活動に協力しています。
災害時には、災害ボランティアと被災者を繋ぐコーディネートをしています。
社協は市の要請により「災害ボランティアセンター」を設置します。
災害ボランティアセンターでは被災住民が単独では復旧が困難な部分の生活復旧支援を行います。できる限り被災された住民が生活環境を回復し、日常生活を営めるようボランティアの方々の協力により支援します。
(3)コロナで生活に困っている、ひきこもり、ゴミ屋敷などに対応しています。
※生活支援コーディネーターと伴走コーディネーターが対応します。
地域であがる声から、個別の困りごとに寄り添っています。
例えば、
・コロナの影響で仕事がなくなり今日明日のお金がない、、、とギリギリの状態でご連絡いただくことがあります。コロナの緊急貸付の利用のご案内をしていきます。
・“実はあそこの家にひきこもりの人がいる”という連絡があると、伴走コーディネーターが本人との関係づくりから、社会とつながる支援をしていきます。
・ゴミ屋敷の問題もただ片付けるのではなく、その背景にある原因を見つけ出すことが大切になってきます。その方に、軽度の障害がある場合もあります。適切な支援に繋ぎ解決していきます。
4、その他
(1)権利擁護の支援
・自分でお金をおろしたりすることや、契約を結ぶことに不安がある方、クーリングオフをしたいが方法がよくわからない、という方たちのお手伝いをします。
・認知症や知的・精神障害などで判断能力が不十分の方へ、成年後見人制度の利用などについて相談をお受けします。
(2)赤い羽根共同募金
赤い羽根共同募金や献血推進事業を行っています。集められた募金は、高齢者、障害者、子ども達などへの地域の福祉活動の支援に役立てられます。
5、取材を終えて
私たちが、実際に社協に行って感じたことは~
社協は、日常生活で困った時のかけこみ寺のようなところ。
まずはご連絡ください。
【ひとこと】
社協で古賀公浩さんという面白い職員さんを発見!
実は、古賀さん、今回の集合写真で撮影のことをギリギリまでスタッフの皆さんに伝えていないという緊急事態を発生させてしまいました。しかし、周りからの目線は気にもせず大声で笑い飛ばすダイナミックなポジティブ技法をおもちの方だったのです。おみかけの際には是非気軽にお声かけください。(集合写真にもスペシャルな笑顔が光っています!)
次回の
つながるスイッチ vol.2 は
「生活支援体制整備事業」って何?
をお送りする予定です。
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★つながるスイッチ!! は、HPでも掲載中