棒ー|||||短歌



公園で母と娘は踊りだす枯れた芝生を裸足で踏んで


恥ずかしい年ごろなのにスカートをひろげて娘は踊り続ける


色の濃い眼鏡をかけた母親がもう疲れたと何度でも言う


鳥たちは励ますように円を描き母子のあたまに糞をおとした


もう立てず這いつくばって母と娘は指先だけで踊ろうとする