棒ー|短歌



目の前にいる人の名が思い出せない10年も過ごしてきたのに


都心から遠ざかってゆく電車には人は少なくすきま風吹く


誰もいない職場に明かりともしたら帰り支度をもうはじめなきゃ


玄米の握り飯レンジであたためる少し硬く握りすぎた


駅前のロータリーにベンチあり喫煙所あり酒飲んで完璧