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施設では椅子に移るべき? VOL.2

もう1つは、本当に私の個人的な老後の夢の話です。

私は、狭い所と閉じ込められるのが嫌いです。自由に動ける、この可能性を自分で持っていたいのです。

もし私が将来、車椅子で移動するようになり、施設に入ったとしたら、一日中車椅子で過ごしたいのです。

時々、空の見えるところに自分で移動をして、ノートに絵や文章を書いて一日を過ごしたい。好きな音楽をイヤホンで聴いていたい。
人は好きだけれど、おしゃべりではない。ひとりを苦痛に思うタイプでもない。

ずっと見たいものを見て、聞きたい音に浸り、ずっと書いていたい。自分のタイミングで、たとえ20メートルの移動に20分かかっても、自分勝手に存在していたい。

施設に入っても、介護されていても、私の生活で私の人生だ。そのためには、今日の一日を私がコントロールしていることがとても重要なのだ。

施設に入っても、必要な部分のお手伝いだけ。テーブルに閉じ込められたくない。生活を施設のベルトコンベアに乗せて欲しいなんて願っていない。

きっと怖いのは、施設で暮らすことではない。施設に自分の生活と人生を奪われることだ。

断捨離の果てみたいな施設で、好きな時間、好きな景色を手放さずにいたい。車椅子は、その時、私の相棒となっていて欲しい。

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