下総高等学校見学会

おととし、2018年12月にホンダエコマイレッジチャレンジ2018の優勝校である、千葉県立下総高校にお邪魔しました。その時のレポートを、データの整理をしていた時に見つけたので、今後のためにとメモのように書いてしまい読みにくいですが、アップします

部活でエコランという競技に参加しており、それに関する様々なことを学びました。



本田エコマイレッジチャレンジ2018
優勝校千葉県立下総高校勉強会


0.目的
1.初めに
下総に行って
2.本論
下総で学んだこと
3.結論、考察
これからの自動車班に必要なこと
4.感想

0.目的
 下総高校のエコランカーを見てその構造や制作方法などを学び、自分たちの今後の活動、制作に生かしていく。
1 初めに
下総に行って感じたこと
一番印象に残ったことはとにかくきれいであること。ものを出すときに言うとすぐ出てくる点は見習うべき。車の設備すべてに理由があった。繰り返し実験をしてその車に何が必要なのかを研究している。逆に言うと無駄なものが無い。ここで注意するべき点は下総がこうしているから技工部もそうしようというのはダメ。その車が求めていることをする。
2.本論
下総で学んだこと、得た情報
1 ボディーについて
 ・雌型を作らなくてもカウルはきれいに作れる
 ・雄型はスタイロにマイクロバルーンパテを盛りサーフェイサー、その後ひたすら磨く。
 ・離型剤はケムリース→ワックス→洗濯糊PVA→ワックス
 ・カウルはガラスクロスを3重にビニールエステル樹脂をはけで叩くように
  塗りこむ。ちなみにはけは使い捨て。←アセトン代よりもはけ1本100円のほうが安い。
 ・上と下のカウルの接合はバルサをつぎはぎ。
2 前輪周りについて
 ・2つのロットエンドが斜めについている。←走行中タイヤが地面から受ける力を少しでも減らすため。下総の車はハンドルをとってもまっすぐ走る。
 ・ロッドが車の前方ではなく後ろ側にある
3 エンジンルームと後輪
 ・中間軸をエンジンにつけていた(偏心シャフト)
 ・ママチャリブレーキとディスクブレーキ
 ・ディスクブレーキはタイヤに固定←ディスクローターだけでなくブレーキパッドも車輪に固定
 ・エンジンフレームが三角形
 ・ママチャリブレーキに支えは丸パイプ1本
4 その他
 ・ボディーとフレームの固定はねじ4本と前後に支えがある
 ・モノコック方式ではなくラダーフレーム
3.結論、考察
これからの自動車班で取り入れる、参考にすべきこ

1 ボデイーについて
 ・雌型を作らなくてもカウルはきれいに作れるので雄型のみでカウル作成。
 ・雄型はスタイロにマイクロバルーンパテを盛りサーフェイサー、その後ひたすら磨く。顔が映るまで磨くと窓が作りやすい。
 ・離型剤はケムリース→ワックス→洗濯糊PVA→ワックス
 ・カウルはガラスクロスを3重(3プライ)にビニールエステル樹脂をはけで叩くように塗りこむ。ちなみにはけは使い捨て。←アセトン代よりもはけ1本100円のほうが安い。
 ・製図はマヤでやる。
2 前輪周りについて
 ・2つのロットエンドが斜めについている。←走行中タイヤが地面から受ける力を少しでも減らすため。下総の車はハンドルをとってもまっすぐ走る。芝のマシンはハンドルが重いのでこうすることによりハンドル操作がしやすくなる
 ・ロッドを車の前方ではなく後ろ側にする
 ・前輪周りは下総のをコピー(自分たちは木のモノコックなので合うように)
 ・前輪周りは鉄でがっつり作るので天盤はいらない
3 エンジンルームと後輪
 ・中間軸はエンジンの上など空いている隙間があるのでずらす。理想は三角
  形、偏心シャフトにはしなくていいでしょう
 ・Vブレーキは整備しずらいのでディスクブレーキにする
 ・ディスクブレーキ本体も車輪に固定
 ・ママチャリブレーキはパイプ1本で固定する。
4 その他
 ・ボディーとフレームの固定はねじ4本と前後に支えを設置する
 ・車はモノコックで継続する
4.感想
 私は下総高校に行くまでトップチームは何か特別なことをしているのかと思っていた。しかし実際に行きお話を聞くと一番大事なことはその車、そのエンジンが求めていることを徹底的に検証しているということだった。そして今の技術工作部がするべきことは自分たちの求めることをひたすら実験し、失敗することで見えてくることの積み重ねで、車を作ること。

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