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#37 小さな死

毎日僕は死んでいる
生きながらにして死んでいる。
毎日約3000億個の細胞が死に
細胞分裂している。

結局昔の自分と今の自分は似ているようで
全くの別人。
そして生まれ変わっているとも言える。
変わらないものはほとんどない。
記憶だって年月が経つほど記憶に穴が開き
劣化していく。

過去、現在は自分の手で作り替えられるかもしれない
思い込み、自己暗示で何とかできるかもしれない。
そして行きたくなくなったら自分で自分を殺すこともできる。

生きるということは、働かないと生きていけないという事。

でも働かなくても生きていられるなら
そうしていたい。
ずっと日向でお茶でも飲みながら猫でも撫でて暮らしていたい。
ある意味もう身体は、必要ない気もする。
魂だけでもそこにいられれば
それでいい。

身体は魂の入れ物。
入れ物が変わる時代がそろそろ
来てくれないだろうか

もしくは生まれる前に自分で選んでいるのかもしれない、魂の入れ物を。


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