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選手のサインは何故魅力的なのか

ククルクルルです。
長年スポーツ観戦をしていると、試合前のサインボールの投げ込みなどでサインボールをゲットできる時があります。
スポーツ選手やボールに限らなくとも、イベントでのサイン会だったり、景品だったりでありと あらゆるモノに有名人からのサインをいただく機会というのは意外にもあります。

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僕もこれまでの試合観戦において、沢山サインボールをいただく機会というのはありました。その数は2桁に到達していまして、集めたものは全て部屋で大切に飾っているわけです。
さて、今回はこのサインというものには何故魅力があるのかを考えてみました。

サインは何故魅力的なのか

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サインの魅力ってわからん人には本当にわからんと思うんですよね。けどその気持ちは半分わかります。だって端的に言えばモノに名前書いただけだし、選手によってはなんて書いてあるかわからんし、マジックでモノになんか書くとか落書きでしかないし。あとは全く知らない人のサインって正直要らないですよね。
写真はアースフレンズ東京Zというバスケのチームの増子選手のサインボールなんですけれど、そもそもアースフレンズ東京Zってどこのチームよ?って人も多いかと思いますし、ぱっと見なんて書いてあるかわかんない。フルネームは増子匠でして、イニシャルのmとtを組み合わせたものというのは選手のことを知らないと気付きにくかったりします。
それでも僕にとってはゲットできてすごく嬉しかったものなんですよ。

サインはその人にしか価値を見出せない

序盤からちょっと酷いことを書きましたけれど、要は選手のサインに関しては貰った人にしか価値を見出せないというのが僕の考えで、基本的にはサインそのものの価値というのは少ないと思っています。
では何が魅力的なのか。それはサインをいただくまでのプロセスにあると考えます。例えばサイン会でサインを書いていただく際には、そのサイン会に応募して当選するという過程があったり、朝早くから並んで整理券を獲得したといったことがあったかもしれません。
並んでいる最中の緊張感やいざ自分の番が近づいてくると高揚感も増してきます。事前抽選で当選した場合はどれに書いてもらおうか前日や当日の朝まで悩んだり、楽しみで眠れなかったり。
そしてサイン会では選手に近づくことができますし、書いてもらっているまでの僅かな時間に選手との会話もできます。
モノだけを見れば、単に名前を書いただけなのですが、そのモノにまつわる思い出が詰まっているのです。それは貰った本人にしかわからないエピソードであり、本人にしか知り得ない魅力なのだと思います。
そして後日改めてサインされたモノを見て、本人の中でその時の思い出が映像として映し出されます。これはあの時貰ったもので、こういう思い出があった。といった具合に。そこに価値があるのだと思うのです。

個人的なサインの思い出

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勿論、僕自身にも過去に沢山の方からサインをいただいておりまして、その一つひとつに思い出ががあります。
画像は同じくアースフレンズ東京Zのカイル・ケイシー選手と小原良公選手のもの。ケイシー選手に関しては最初の推しということと、あと基本的に塩いところがあってちょっと怖いんで対面した時にすごく緊張していて。シャツに書いていただいたあと握手したのですが緊張のあまりにシャツを忘れて移動しようとしてしまったんですよね。それでケイシー選手の機嫌を少し損ねてしまって。。。みたいなことがありました。ケイシーごめんね。
小原選手の時は、インスタで上げた選手写真を本人からいいね!をもらった時がありまして。そのお礼を言ったらちょっとだけ会話が弾みまして。そんなことがあってか、その後は顔も覚えていただいたようで、試合後のハイタッチの時に僕のことを見るなり反応してくれるようになって。といったことがありました。

画像のサイングッズは、他の人から見たら単なるサイン入りのモノに過ぎないと思うのですが、僕から見たら先ほど挙げたようなエピソードというか思い出が詰まっており、その価値は僕自身にしか見出せていません。
勿論それ以外のサイングッズに関しても同様にそれぞれにそれぞれの思い出があって、部屋の中で眺める度にそれぞれのことが思い出されます。

サインの転売に思うこと

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昨今ではサイングッズが出品されているケースが少なく無く、ファンから顰蹙を買っているとよく聞きます。また、選手の練習中や移動中にもサインを強請り断られたら怒るといった心無い人も増えていることも問題視されているのは事実です。

先に書いたとおり、サイングッズの価値はサインそのものに対してではなくて、それを貰うまでのプロセスにあるというのが僕の考えですので、出品されたものを買いたいとはあまり思えません。
出品目的が目立ってしまうとサインする側も対策をせざるを得ない状況になり、例えば大人へのサインは拒否だとか、サインサービスそのものを実施しない。という事態になってしまいます。
だからサイングッズの出品というのはやめて欲しいかな。それにサインって本人が書いたという保証はありません。特定の選手のサインを覚えてコピーするってのは不可能では無いのですから、尚更買ってまで入手するものでは無いと考えます。

また、選手も忙しくサインを強請られても対応できない時というのはどうしてもあります。それはもう仕方がないことですので、断られたら素直に従ってください。選手の腕を引っ張ったり罵倒したりするのは絶対にやめて欲しいですし、そんなことをする人はファンでは無いと思います。
中には止めに入ったスタッフが元選手ということもあってスタッフの現役時代の悪口を言ったりだとか。罵倒は言われた本人だけではなく、それを聞いた周りの殆どの人の気分が下がり誰も幸せにはなりません。絶対にやめてほしいです。

最後に

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長くなってしまいましたけれど、言いたかったのは、『選手のサインの価値はそれを貰うまでのプロセスにある』ということです。サイングッズひとつひとつに本人にしかわからない思い出があるはずです。サイングッズそのものよりもその思い出の方が遥かに価値があり、サイングッズを見ることによってそれを思い出し余韻に浸れるのだと考えます。

ついでですが、本来であればモノに名前を書いただけのものが、貰った側にとって特別な価値を持つものに様変わりするわけですから、スポーツ選手というのは やはり夢を与えてくれる職業なのかなとも思いました。

思い出となるグッズは人それぞれ異なりますが、本人にとって大切なものであることには変わりはないはずで、そういったものはこれからも大切にしていきたいですね。

ククルクルル
twitter: @kurukukukururu


noteでのホットサンドメーカーを使用した調理関係や、youtubeでの動画製作関連に使用したいと考えております。特に動画の方では過去作品のバックアップ用のHDDが定期的に必要となりその費用で活動費が制限されているのが現状で、サポートにより活動の場を広げられたらと考えています。