見出し画像

中日が応援歌『サウスポー』を自粛したらしい

ククルクルルです。
予告先発が発表されましたが、予想の種市スライドではなくて岩下でしたね。
種市は1週間ずらして次の日曜日かな?
予想って難しいですね。

さて、表題ですが、本日こんなニュースがありました。

『サウスポー』というのは、原曲はピンクレディーの『サウスポー』から。
中日ドラゴンズがチャンステーマ(得点が期待できる場面で使う応援歌)として使っている他、高校野球や大学野球、社会人野球など広く使われている野球応援の定番ともいえる応援歌です。
歌詞でいうとこんな感じ。

「オイ!オイ!オイ!オイ!オイ!オイ! (Let’s Go 選手名) みなぎる闘志を奮い立て お前が打たなきゃ誰が打つ 今 勝利をつかめ」

この中で『お前』というフレーズが不適切なのではないかという疑問符がチーム内からあがり、自粛という形になっているようです。
これに限らずよくある「子供の教育上良くない」という声があるようで、僕はこれ(子供の教育とかいう理由)に関しては良く思っていません。
なんていうか、自分が気に入らないものに対する主張を正当化するために「子供」という盾を悪用しているように見えるからです。
ついでにいうと、「子供」という表記もダメで「子ども」じゃないとダメなんでしたっけ。

子どもが『お前』という汚い言葉遣いを応援歌という形でナチュラルに使うのが嫌なのであれば個別に教育すればいいだけの話で、今回のように言葉狩りとも言えるようなことが横行すると、歌詞なんて無くなると思います。
中には「本場アメリカでは応援歌なんて無いんだから応援歌自体やめろ」という主張もありますが。

話がずれましたが、子どもとか関係なしに「単に自分が気に入らないからやめろって騒いでるだけでしょ?」って、僕は感じています。

実際に球場に行くと応援歌の歌詞なんかよりも、もっと害悪な存在はありますよ。
代表的なものは野次です。
たったひとりの心無い人間が大声で小汚い言葉を連発するためにその周りの100人くらいは不快な思いをしますし、子どもだって真似します。
周りに配慮せずに集団で騒いでいる人たちも、子どもたちにとっては害悪な存在です。
とまあ、そういった人たちを出禁にするなりしてつまみ出していった方がよっぽど有益だと思います。

あとは、リトルリーグにおける「ピッチャービビってる」などのベンチからの掛け声を廃止した方がいいんじゃないですか?明確に小汚い言葉を子どもたちが発している環境は黙認ですか?
まあ、今回はプロ野球球団の自粛ですので、リトルリーグを引き合いに出すのはちょっと違うかもしれませんが。

とまあ、僕の考えとしては、個人の主張を押し通すために都合良く「子ども」を使ったことに関して良い気がしませんってことです。

中日は以前の応援団にちょっとした問題がありまして、応援団無しの時期がありました。
応援団無しですから、応援をリードする人はいなく、全て自然発生的な応援。これを1年以上やっていました。もちろんトランペットなどの鳴り物は無し。全てアカペラです。
この時期の名古屋ドームに行ったことがありますが、リードする人がいなくてもまとまった応援が出来ているという感動と、リードする人がいなく、鳴り物が無い寂しさを同時に感じました。
中日ファンでない僕がそう感じたのですから、中日ファンの方々はもっと複雑な心境だったと思います。
その時期を乗り越え、今の応援団が結成され、初めて作られたチャンステーマというのが、今回自粛された『サウスポー』なのです。
このサウスポーの応援歌の歌詞にある「お前が打たなきゃ誰が打つ」という部分、実は以前の応援団がチャンステーマとして使っていた『狙い撃ち』にも使われていたフレーズであり、ある意味では"継承された"と捉えても良いフレーズであり、中日ファンの中には愛着というかこだわりのようなものがあるのかもしれません。ファンじゃないのでわかりませんが。
そんな特別であろう応援歌をこう簡単に自粛してしまうのはとても悲しいことだなと感じています。

と、ここまで書いていて思ったのですが、もしかして問題視されたフレーズって『お前が』というところではなくて「お前が打たなきゃ誰が打つ」という、以前の『狙い撃ち』を継承したことが問題視されてる?以前の応援団を連想させる的な。
それならなぜ今頃?5年くらい経ってるのに。
と、憶測が膨らみすぎてきたのでここらで"自粛"します。

まあ、とかく、くだらねぇな。と思いましたし、こうやって野球応援の文化が否定され消滅していくのが見ていてつらいです。

感情的になり申し訳ありません。

ククルクルル。


ちなみに、野球応援で自粛されたのはこれが初めてではなくて、高校野球なんかでも沖縄県代表のチームがよく使っていた『ハイサイおじさん』という応援歌があったのですが、「本来は酔っ払いのおじさんの歌詞で高校生に使うのは相応しくない」みたいな感じの下らない指摘があったせいで自粛に追い込まれています。

そんなこと言ったら、2.3年前に高校野球で全国的に流行った千葉ロッテマリーンズのチャンステーマ3だって原曲はパチスロ『モンキーターン』ですからそういう意味では高校生に相応しくないんですけどね。
もうひとつ、これまた千葉ロッテマリーンズのチャンステーマ1も高校野球で広く使われていますが、これも原曲はパチスロ『デコトラの鷲』。
2曲とも今のところは表立った指摘はないようですが、この流れだと消えるのも時間の問題かもしれませんね。

noteでのホットサンドメーカーを使用した調理関係や、youtubeでの動画製作関連に使用したいと考えております。特に動画の方では過去作品のバックアップ用のHDDが定期的に必要となりその費用で活動費が制限されているのが現状で、サポートにより活動の場を広げられたらと考えています。