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ブラバン甲子園ライブ2019に行ってきた

ククルクルルです。
今日はマリンでは試合がありましたが珍しく球場ではなく、別の場所におりました。
マリンでは中日戦が行われ、9回に5点差を逆転しサヨナラ勝ちだったようです。
この日はマリンフェスタと呼ばれる月に1回のファン感謝デーというコンセプトで行われている試合で試合前のサインボール投げ入れやファンとの交流イベント。試合勝利後にサインボール投げ入れなどを行う日です。
マリンフェスタの日は青いユニホームを着て試合を行うのですが、去年はこのマリンフェスタでの勝率がすこぶる悪く、青ユニはやめろと言われる始末でした。
今季は4月こそ負けはしたものの、5月はサヨナラ勝ち。6月も逆転サヨナラ勝ちと、2試合続けてサヨナラ勝ちとすごい試合をしていたようです。

そんな日に限って観戦をしていないというのがクルルクオリティ。
でも、そんなことは気にならないほど、今回行ったイベントはとても良かったのです。

無駄に前置きが長くなりまして申し訳ありません。

今回行ったのがこれ

ブラバン甲子園ライブ2019
NHKホールにて開催されました。
野球応援でも有名な学校を集め合同コンサートを行うという夢の共演です。
今回は東海大相模、習志野、日大三、横浜。の4校が参戦しました。
僕は習志野高校吹奏楽部のファンですので、勿論目当ては習志野高校でしたが、僕を野球好き&野球応援好きにしたきっかけとなったのが横浜高校でしたので、その演奏も聴くことができるとなるとマリンフェスタどころではありません。

普段ならば今回のロッテの大逆転勝利のような数年に1回見れるか見れないかレベルの試合を逃したとなると最低でも1週間は後悔で落ち込むメンタルの弱さなのですが、結果的にこのブラバン甲子園ライブが良すぎたので特に気になってはいませんし、寧ろこのライブに行って良かったなと思っています。

ちなみにブラバン甲子園ライブという形では今回で3回目だそうで、2回目となる去年は大阪で行われ、大阪桐蔭、市立尼崎、智辯和歌山、智辯学園、龍谷大平安、天理。と関西の有名校が参戦していたようです。
一昨年東京で行われた1回目は、横浜、日大三、浦和学院、拓大紅陵。とこれもまた豪華な顔ぶれです。
これだけ揃えるのに相当苦労があったのだろうなと思います。関係者の皆様ありがとうございます。

さて、コンサートの内容ですが、
最初は4校合同で『栄冠は君に輝く』の大演奏。
いきなり4校で一斉に演奏ですので、とても迫力があり、それでいてとても綺麗に揃っておりとても良い演奏でした。

この後は各校の演奏です。
今回は2校ずつの対戦形式であり、
前半は横浜 対 東海大相模。後半は日大三 対 習志野 の対決となります。
演奏の流れとしては、
①交互に校歌とエール交換
②交互に野球応援の演奏
③両校顧問によるトークショー
④交互に野球応援の演奏
このような流れで進んでいきました。

まずは、横浜 対 東海大相模高校の対決。
先攻は東海大相模でした。
実は個人的に東海大相模のブラバン応援についての知識は無く、ほぼはじめての状態で聴いておりました。
僕は技術的なことに関してはよくわからないのですが、一緒にいた友人曰く、旋律を重視した演奏だったようです。
個人的に感じたのは、後にトークでも触れられていましたが、とてもテンポの良い演奏で曲目が目まぐるしく変わっていったという点。つまりテンポの良さ。
野球部の監督さんがテンポを大事にする人なようで、そのテンポの良さを吹奏楽にも要求することによって今のスタイルが確立されたようです。
そのために地味に重要になるのがボード。
野球応援において、次に何の曲をやるかというボードを掲げるのですが、東海大相模のボードは1文字だけというのが驚きでした。
大抵は曲目を表すのに例えば野球応援でよく使うエルクンバンチェロという曲であれば『エルクンバンチェロ』とフルでボードに書いたり、略しても『エルクン』あたりにするのですが、東海大相模の場合は『L』の1文字のみ。
ですので初めて聴くにあたり、その1文字のボードをみて次に何を演奏するのかを予測するのが個人的に楽しかったです。
この1文字のボードは最初は不可解だったのですが、1文字に省略することによって大きく文字を書くとができて後ろの方の人にもよく見えるようになるので「なるほど」と思いました。

演奏のこと全然書いてませんが、僕の場合大体こんな感じです。

次に後攻の横浜。
先にも書きましたが、僕が野球や野球応援が好きになるきっかけとなったのが、甲子園の中継で見た横浜高校の試合でした。
松坂大輔の影響もありますが、その怪物を擁する横浜高校の怖さを更に引き立てたのがブラバン応援だと思っております。
横浜高校の応援は、年々やらないものが出てきてレパートリーは減るにしても増えることはそれほどなく、伝統を重視しているような印象があります。ですから古参ファンやOBの方々も安心して応援し続けることが出来るという強さがあると勝手に感じてます(的外れかもしれませんが)。
演奏の方ですが、横浜高校は男子校ということもあり、とても迫力がありました。そして、幼少期の僕がテレビの前で聴いていたままの演奏が目の前でなされ、懐かしさと感動がありました。
応援団の方の動きも機敏でそちらでも話題にされていました。流石男子校の迫力といったところで、来年から共学になるにあたって、この伝統の応援が、どのように変化していくのかというのは地味に気になるところです。
細かいところですが、応援団の振り付けで、『法政チャンス』(横浜高校では何ていうんだろ?)という応援では本家法政大学のように正拳突きをしていたのが結構好感が持てました。この心理自分でも結構謎です。

両校共に素晴らしい演奏で引き分け。
ここで休憩となりました。

後半では日大三 対 習志野 の対戦が行われました。先攻は日大三。

日大三も東海大相模と同様にブラバン応援はノーマークでしたのでほぼ初めてといっても良い状態で聴いていました。
友人からの事前情報により、日大三高はドラム応援が有名だそうで、オリジナル曲に『三高ドラム』というのがあるようで気になっていました。
実際に聴いてみるとドラムセットx2の迫力のある演奏に驚き、野球応援にドラムのソロがあるとは!とまた驚きました。
なんというか、ただでさえ今のままで充分に迫力があるのですが、高校野球のように屋外でやるよりも、東京ドームで開催されている都市対抗野球でやった方がもっともっと迫力が出るのではと思ってしまい、そのポテンシャルの高さに興奮しました。来年ほ東西の東京大会の準決勝、決勝は東京ドームで開催されるようですので、日大三高が勝ち上がればそれが実現するかもしれません。非常に楽しみです。
ちなみに神宮球場では打楽器禁止のルールがあるようで、『三高ドラム』の神宮球場バージョンと甲子園バージョンの聴き比べも行われました。
ドラムがメインなのにドラムが使えないということで、ちょっと勿体ないと思いましたが、聴き比べてみてとても面白かったです。勿論、ドラムのある甲子園バージョンの方が個人的に好みです。
そしてもう一点、これも東海大相模と同様にボードに注目してしまったのですが。東海大相模ら1文字でとてもシンプルだったのに対して日大三高は絵やカラーを駆使しておりとても華やかなボードになっていました。ここでも各校の特徴が現れて見ていてとても楽しかったです。
日大三高はノーマークだったのですが、ここの応援も結構好きかもしれません。これから夏の大会が始まりますが、少し注目してみたいと思います。

最後に習志野。

僕自身ファンということもあり、ここの演奏を聴くのは今年だけで4回目となります。
1回目は春の選抜。2回目は拓大紅陵とのフレンドシップコンサート。3回目はマリンでの千葉ロッテマリーンズとの共演。そして4回目はこのブラバン甲子園ライブです。
フレンドシップコンサートでもやっていたのですが、演奏途中にファールボールが飛んできて演奏が中断されるという、小芝居も組み込まれており、美爆音で圧倒する他にもこのようなコミカルな演出でホールを盛り上げてくれました。
形式どった演奏ではなく、毎回コンサート毎に細かく演出を変えているので、高校生ながらプロだなと感じています。
1番盛り上がったのは代表曲である『レッツゴー習志野』。これは何度聞いても飽きませんね。大好きです。あとは『モンキーターン』
他にも好きな演奏がありすぎて言い出したらキリがありません。敢えて注文するとすれば、『ロックンチュバ』をやらなかったのが残念。
聴き足りなさもあったのですが、続きは県大会に応援しに行って聴くのと、夏の大会も勝ち抜いて甲子園に帰ってきてそこでも聴きたいです。

最後は4校合同で『アフリカンシンフォニー』と『USA』。
アメトークでの人気応援曲ランキングでも1位だったようです。個人的にも1番好きな曲ですのでとても嬉しい。特に野球応援でやるような省略されたものではなくフルバージョンが1番好きなのですが、勿論それは野球場では聴くことは皆無であると諦めておりました。が、今回4校合同で500名による壮大なフルバージョンのアフリカンシンフォニーを聴くことが出来とても満足ですし、極端な話、仮に今日の演目がこの1曲だけであったとしてもチケット代の3,500円を払っても良かったなと思えるくらい、このアフリカンシンフォニーは素晴らしいと感じました。
今回のコンサートのCDが出るかどうかはわかりませんが、このアフリカンシンフォニーだけはどんな形でも、配信してほしいなと思います。
それくらいとても素晴らしい演奏でした。
USAはアフリカンの余韻に浸っててあんまり聴いてなかったです。すいません。

と、まあ、ロッテの5点差大逆転試合よりもこのブラバン甲子園に行って良かった!と思える素晴らしいコンサートでした!

最後に、これだけの規模のコンサートを開催するにあたって、一体いつ頃から企画を行い準備をしてきたのがが気になりました。どこも人気校であり、それぞれに年間スケジュールがありますので、そこを合わせるのがすごく大変そうだよねと一緒に来た友人と話しておりました。
ましてや今回は横浜 対 東海大相模、日大三 対 習志野。と対戦形式。横浜と東海大相模に関しては永遠のライバル対決。日大三と習志野に関しては2011年夏の甲子園で対戦した相手。とあり、ただでさえ4校招聘するのに苦労するだろうにそれに加えて対戦するに相応しいカードを用意するというコンセプトの実現に相当な苦労と努力があったと思われます。
勿論、演奏する高校生も、この日のための準備がありますし、最初と最後に4校合同での演奏がありしたのでそれの合わせなどもあり大変だったと思います。
野球応援ファンとしてはこのような素晴らしいコンサートを実施してくださり感謝しかありません。運営に関わった方々、素晴らしい演奏をしてくださった高校生の皆様、本当にありがとうございました。

また来年もあれば是非いきたいと思います。
それが大阪開催であったとしても。
今回は素晴らしいコンサートをありがとうございました。

ククルクルル

noteでのホットサンドメーカーを使用した調理関係や、youtubeでの動画製作関連に使用したいと考えております。特に動画の方では過去作品のバックアップ用のHDDが定期的に必要となりその費用で活動費が制限されているのが現状で、サポートにより活動の場を広げられたらと考えています。