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#109 朝日記 「質問と尋問を履き違えない」「“思わず“を引き出す対話術」(2021/06/15)

7:25起床。2:18/7:41。

今日は少し足を伸ばして小休止の時間をいただく。息を抜く。

昨日はあるメンバーとの雑談で今後の職務について議論に。議論は歓迎すべきだが、相手の方にハマるのは歓迎すべきではないと思う。もちろん、議論の便宜上、相手の論の型に当て込むのはやぶさかではないが、言質(言葉の人質)をとるような議論の展開は圧迫面接のそれに近いと思う。

論理を組み立てていくにあたって必要なパーツを聞き出す尋問のスタイルは、弁論大会では優秀な成績を収めるだろうが弁論大会出身者がこの世界を動かしているかと言われれば、そんなことはないはずだ。むしろ、弁論大会の議論の型は最終兵器的に使用されることが多い。

弁護士、法律家、説明家(記者会見とかで弁明する人)。世の中のひずみの果てで、どうしても決着がつけられなかった場合に頼りにされる仕事人である。

対話は尋問の概念とは遠いところにある気がしている。キレイな質問を心掛けていたら、いつの間にか尋問側に行っていたなんてこともあるのかなとも思う。もちろん、そのお相手には私の正直な思いを話した。こちらの素直なフィードバックは意外なものだったようだ。

本人が気づかないケースは多い。自分が話した内容は耳に入ってくるぐらいで、自分の表情とか仕草とか無意識の相づちとか、気づかないでいることがほとんどだ。私もそうである。だから、たまにもらう素直なフィードバックはとても参考になる。

私が思う良い対話とは、思わず話しちゃう場のことだ。「思わず」を引き出すには、どうすればいいのか少し考えたい。

まずは、相づちのテンポ。明石家さんまさんの相づちは早いことで有名だ。「ほいで」「ほんでほんで」食い気味の相づちは、話す相手をノらせる力がある。しかし、それだけではない。どんなオチも最高のものに仕上げてくれる圧倒的な信頼感がある。

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